夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

思い出せばうる目になる「上を向いて歩こう」

先日、「夢であいましょう」というバラエティー番組の記事を書いたときにこの番組には坂本九さんがレギュラーで出演していたことを知った。

kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com

 

坂本九さんといえば、数々のヒット曲があるが、ポップス史上最強のヒット曲は「上を向いて歩こう」であろう。

この曲が日本でヒットしたのは1961年、その2年後にはアメリカのビルボードチャートで1位を獲得した。ということは大変なことらしい。(大谷翔平ノーヒットノーラン達成とホームラン王に輝いたくらい?)

 

日本で大ヒットしたことは幼かった私の記憶にもはっきりとある。

当時、私はなにかにつけて、しくしく、さめざめと泣く女の子であり、私がぽろぽろ涙をこぼしだすと、当時まだ30歳くらいの叔父が「上を向いて 歩こぉぉう 涙がこぼれないよぉぉに~~」と囃し立てたものである。

叔父にしたら、慰めるつもりで歌ったのかもしれないが、私にしたら「また、馬鹿にされた、エーーーーン」という心もようである。まったく扱いのむずかしいガキであった。

 

しかし、この歌のメロディー、そして歌詞はその後、いつも私の心にしみた。もうあかん、どないしよう、と思ったとき、私の心を励ましてくれたし、坂本九さんが日航機事故の犠牲となってからは、この歌を聞くたびにうる目になる。そして思う。

「なんであんな笑顔いっぱいの人があんな事故にあって早死にするんやろ」って。あの人懐こい笑顔からすると、100歳ぐらいまで生きて、孫やひ孫に囲まれて大往生しそうな雰囲気だったのだが・・・まこと、人生は摩訶不思議である。

 

ここで九ちゃんの歌声と笑顔をどうぞ。

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