次の発表会の予定
6月のレッスンの際、先生が、「前回と同じように、年明けに発表会をしようと思っています。よろしかったら、またご参加くださいね~」とおっしゃっていた。
そのとき、私は時の流れのあまりの速さに一撃をくらったようで、「は、はい」しか言えなかった。そうか、発表会から半年過ぎたら次の発表会の心配をせねばならぬのか。数秒してから、私が「あのぅ、曲は何にしたらよいでしょうか?」というと、先生は「何がいいかしらね~」とエレガントな微笑みを浮かべられた。
前にも聞いたことがあるが、先生は大人の生徒の選曲について、強制も積極的な助言もなさらない、とのことだった。そりゃそうだろね、大人なんだもの、「どうぞご勝手に、自己責任で」は当然だろう。
ゆめこの曲選びの条件
私が発表会の曲選びの条件にしているのは、
- その曲が大好きであること。
- 自分の技量に比して、むずかしすぎないこと。
- 自分の技量に比して、やさしすぎないこと。
- そして次は若干おまけの感があるが、できればアップテンポのもの。
ということになる。
1.はこれから6か月もの間、毎日練習するのだから、好きなものでないと到底やっていけない。2.はむずかしすぎると、発表会当日までに仕上がらない可能性もあるし、3.のやさしすぎでも、気分がゆるんで、「まだ日にちがあるからほかの曲もやりましょか」になってしまう。そして共倒れになってしまう。
スローな曲はなぜ避けたいか?
4.については異論も多いかと思うのだが、だいたい発表会というのは、ほかの人の演奏を聞かされすぎて中だるみになってしまうこともある。そこにスローな曲がはいると、みなさんを寝落ちさせてしまわないか? 気持ちよく夢の世界に誘うのもいいかもしれないが、やっぱりせっかく来てもらったのだからねぇ、「ねぇ、起きて聞いてくださいな」といいたくなる。
恥ずかしい話だが、私はプロの演奏でも、ショパンの「雨だれ」とか「子守歌」とか、もうすぐ眠くなってしまう。おおかたのノクターンもそうかな?(単に好みの問題かもしれないけど。)
難易度ぴったりの曲の選び方
もう、ご存じのかたも多くいらっしゃると思うが、私も京大卒のピアニスト・合唱指揮者として活躍されたという田所政人氏が残された、下記のピアノ曲教材一覧を大いに参考にさせていただいている。
これによると、いつも私はレベル15-19の曲を弾いているのだな。そしたら、一念発起して、レベル20以上の曲をめざすのも手では?そうやなぁ、と別のゆめこは答える。
「そやけど、むずかしいのいややねん。もうややこしいことはしとうない。 大げさな曲もいらん。なんかまなじりを決して必死の形相で弾かなあかんような「革命」とか「月光3楽章」とか・・・」
いかんせん、どうせ弾けないのだ。いらんことは考えんでよろしい。