レッスンと録音
クラシックピアノもそうだが、ジャズピアノのレッスンでも、音声はすべて録音している。
クラシックピアノでは、「録音してもいいですか?」と許可を得、快諾が得られたので、スマホ録音している。
一方、ジャズピアノでは、最初のレッスンから「絶対、録音してください」と言われた。
「家でよう聞いて勉強せい」ということと理解し、毎回そうしているが家での「反省会」はなかなか気がすすまないこともある。自分のイケてない演奏を聞かないといけないし、先生の「禅語」を全部ノートに書き写して、そのココロを理解するのに骨が折れるからだ。
上半身でリズムをとるな!
きのうの1曲目、「Gravy Waltz」での欠点はわかった。先生いわく、「上体が鍵盤の上にのめりこむ」癖はだいぶ修正されてきたが、その代わりにリズムをとろうとしているのか、上体がなよなよしていて、可笑しい、ということだった。
「上体を動かさず、エラそうに、横柄に、ドーーンと! 足はなんぼでもうごいてもいいから」
そのように姿勢を正せばよいので、なんとかなりそう、と思った。
海で泳いでいて、足がついているのにバタバタしているとは?
2曲目の「P.S. I love you」は結構自信があったのに、ダメだしされた。「サビにはいってから、早くいきたいという気持ちがありすぎ、Aメロに戻るタイミングで、表現が浅すぎる」とおっしゃられた。
これでは、ベースが困ってしまう、ということである。家で録音を聞いてみたけれど、テンポが走りすぎているわけでもなく、拍数がずれているわけでもなかったので、ますます混乱する。さらに先生は、「海で泳いでて、足がついてるのに、足がついてへん、ついてへん、ゆうてバタバタしてる感じ」とも言われた。
難解だ。
ようわからん。しかし、「はい、わかりました」といっておいた。このウソつき。
お手本はビージー・アデールさん
結局、どなかたかのお手本になりそうな演奏を聞いて、イメージトレーニングするのが一番かな、と思っている。
先生の演奏は好きだが、先生は体格きわめてよろしく、太い腕からドーンと音がでるので、そのダイナミックさはとてもマネができないからだ。
私がお手本にしたいのは、残念ながら今年お亡くなりになったアメリカのジャズピアニスト、ビージー・アデールさんである。
数々のスタンダードをシンプルに美しく弾いておられ、日本のヒット曲、「いい日旅立ち」とか、「Sweet Memories」も弾いて話題となった。「P.S. I love you」もあったので、何度も聞いてイメージするつもり。
アデールさんの「Sweet Memories」↓