夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

ドビュッシーのパスピエをめぐるドラクエ疑惑

passepied / Claude Debussy

 

次の曲は「パスピエ」だ!

今レッスンでみてもらっている「ワルツ・エチュード」が合格したら、次はドビュッシーの「パスピエ」をやろうと思っている。

ミステリアスで、何かがおこりそうなサスペンスを感じさせる曲の雰囲気が前から気に入っていたのだ。

まず、いろいろなかたの演奏を聞こう、とネットを漁っていたら、パスピエからドラクエすぎやまこういち、という記事が結構あるので参考のため、読むことにした。そして、びっくりした。

ドラクエって何?

ドラクエって、ファミコンの一種なんだよね? という基本的な質問をするくらい、私はゲームのことを知らないのだ。 嫌い、というよりまったく興味がない、というか。もし子どもがいたら、興味がなくても、ゲームについてある程度の知識はできたかもしれない。しかし、いないものはいないしね。

ゲームについては、過去に「インベーダーゲーム」というのを数回やったことがある。大学2年か3年のときにやたら流行し、大学付近の喫茶店でこのゲームを導入した店が激増したのだ。「ピコピコ」という音がうるさくてたまらんなぁ、という記憶だけが残っている。

すぎやまこういち氏のパクリ疑惑

要するに、ドラクエの音楽とドビュッシーパスピエが酷似しているらしい。もちろん、パスピエの作曲者、ドビュッシーのほうが、ドラクエ音楽の作曲者、すぎやまこういち氏より早く生まれているので、すぎやまこういち氏がパクったのではないか、という疑惑らしい。

念のため、著作権は切れているから盗作問題には発展しないが。それでどれくらい似ているのか、生まれて初めてドラクエの「広野を行く」を聴いてみた。

 

広野を行く」のどこが似ているか

わかりやすいように、ドラクエのメロディーを赤字で書いたのが↓の写真だが、かえってわかりにくくなってしまったかも(涙)

ようするに、最初のメロディーの2小節がいっしょで、3小節目から違う展開になっている。似ているのは確かだが、パクリというのはちょっと手厳しいかも。

すぎやま氏はプロの作曲家だから、おそらく頭の引き出しのなかに、あまたのメロディーがつまっているのだろう。それが知ってか知らずか、でできてしまったのだろうね。

曲ができたときに、「これはドビュッシーへのオマージュです」とか「なんか知らんけど、似てしまいましたんや」とか言っておけば、それほどいわれなかったかもしれない。

すぎやまこういち氏の名作は「花の首飾り」

ドラクエの音楽は今まで知らなかったが、すぎやまこういち氏の作品は、こどものときから知っている。

グループサウンズザ・タイガースのヒット曲の多くを作曲されたからだ。「君だけに愛を」「花の首飾り」とか、今でもいい曲だと思う。

特に私が好きなのは「花の首飾り」。小学生のとき、

「わ・た・し・の くびに ~ か・け・て・おくれよ」のところが大好きでよく歌ったものだ。

YouTubeザ・タイガースの「花の首飾り」を見つけたので、貼っておく。

なんとまぁ、みなさん可愛いこと。みんな王子さまみたいだ!

www.youtube.com