夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

リリックストレーニングを試してみた

 

歌詞が簡単にわかる世の中になった

私が世の中便利になってよかたなぁ、と思うことのひとつに、英語でもフランス語でも気に入った曲の歌詞がネットで簡単に調べられることがある。

昔はとてもこうはいかなかった。歌詞を知るためには、まずレコードかCDを買わねばならなかったのだ。そして歌詞カードを読んで、「ああ、こう言っていたのか!」と感嘆することになる。

私は歌詞カードをコピーしてファイルに綴じ、歌詞カードの専用バインダーまでつくっていた。今やそういう苦労はまったくいらない。

しかし耳で聞いた瞬間で理解できれば、それに越したことはない。要するにリスニング耳があるかどうか、が問題なのだ。

 

リリックストレーニング(Lyrics Training)

リリックストレーニング(Lyrics Training)は歌詞のリスニング耳を鍛えるのになかなか面白く使えると思う。使い方は簡単。

メールアドレスを登録してログインして使えば、自分の成績と他人の成績を比較することができるが、そんなことに興味がなければ登録しなくても充分楽しめる。

lyricstraining.com

言語の幅は広く英語、フランス語、スペイン語など計13か国語もカバーしている。日本語もある。まあ、もちろん英語の歌が一番多いだろうけれど。

レベルの選択肢は、ビギナー、インターメディエイト、アドバンスド、エキスパートの4段階ある。

やり方は・・・で示されたところをアルファベットで埋めていくだけだ。間違えたり、どうしてもわからなかった場合は右端の矢印をクリックすると正解を教えてくれる。

 

 

フランス語「美しい物語(Une belle histoire)」に挑戦

私はまず、フランス語でミシェル・フュガンの「美しい物語(Une belle histoire)」をやってみた。例のサーカスの「ミスターサマータイム」の元歌だ。

歌詞はだいたい知っている。が、2か所くらい「あれっ」と聞き逃したところがあった。

どういう計算方法か知らないが、得点ポイントは466で、99人中の56位。1位は840ポイントでもちろん、フランス人だった。「こら、フランス人がやるなよ」と、内心毒づいたが、2位から9位まではプエルトリコの人だった。プエルトリコではフランス語学習熱がさかんなのか?

                 56位だったビギナー/フランス語

日本語で1位を目指したが

それでは日本語の曲なら1位になれるだろうと思い、こんどは米津元師さんの「Lemon」に挑戦してみた。ちなみにこの曲は1,2回聞いたことがあるが、歌詞まで理解しようとしたことはなかった。でも、大丈夫でしょう、日本語ネイティブなんだから。

 

         米津元師さんの「Lemon」の穴埋め

 

アドバンスドコースを選んだせいか、穴埋め箇所がやたら多かった。聞き取れなかった箇所も何か所かある。結果、74人中56位だった。

全然あかんやん。負け惜しみかもしれないが、入力がローマ字でなくて、ひらがなか漢字だったらもっと好成績だったかもしれない。

だって、「よかった」のローマ字入力は「yokatta」でtが2つだよね、なんて考えていたら時間を無駄にしてしまうからだ。とするとこれは聞き取り能力よりも、タイピング能力テストかもしれない。まぁ、聞き取りもタイピングも老化防止には役立つからいいとしよう。

苦言を呈するとしたら、今流行の若者向けの歌しかないことだ。特に日本語の場合はね。フランス語ではアズナブールの「ラ・ボエーム」があるのに・・・昭和歌謡は日本語学習者にも役に立つと思うのだがなぁ。