夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

どの出版社のハノンを選ぶべきか

 

全音のハノンを買いなおしたのはなぜ?

これでも私とハノンのおつきあいは長い。

一番最初に買った全音のハノンは私が大学生の頃、ぼろぼろになって表紙もとれ、二つに分かれてしまったので、処分してしまった(もっとも一生懸命練習したからではない。単に扱いが粗雑だったからだと思う)。

約2年前にクラシックピアノのレッスンを再開した折、「やはり一からやりなおさないと」と思い、再度ハノンを購入するにあたって、全音音楽之友社のをネット上で比較した。

YouTubeで多数の練習動画をアップしているピアノの先生によると、音楽之友社のほうが、掲載されている【応用練習】の数が豊富だから音楽之友社のほうがおススメということだった。

それで私は音楽之友社の「最新ハノン・ピアノ教本」を買ったのだ。しかし、買った後で気がついたのだが、これは私の好みにはまったくあわなかった。

 

音楽之友社版は省略形

音楽之友社のは、1番は全部の音符が省略されずに記載されているが、2番から38番まで、上行も下行も3小節目から10小節目からが省略され、以後同型をあらわす→のみになっている。

 

 

41番の分散和音にいたってはもっと省略度がアップしている。コンパクトに収められすぎて、右手左手の区別がなく、音符の黒い玉だけが描かれていて、棒すらない。そして写真ではわかりづらいが、音符がほかのページに比べて一段と小さい印刷になっている。あ、そうか。もともと老眼の高齢者が使うことを想定していないのだろう。

 

 

省略されると、どこを弾いているのかわからなくなる

私がハノンを弾くのは、午前中のウォーミングアップとしてなので、アタマがまだボォーとしている。まだ夢の中をさまよっているような状態で、指だけを動かしていると、うっかりしていて、上行なら鍵盤の右端、下行なら鍵盤の左端まで、いってしまいそうなのだ。

「あー、いかんいかん。さて、どこまでいったっけ?」と気がついたときに、「いま、ここですよ!」と、音符が教えてくれないと困る。

前にもっていた全音のハノンではこんなことはなかった。ひょっとして、現在出版されているハノンは昔と違っているのだろうか?もしハノンを買いなおすのであれば、楽譜屋さんへ行って、よぉく確かめないといけない。

 

音楽之友社ハノン【応用練習】はレベル高すぎ

音符の黒い玉だけが描かれていて、棒すらないアルペジオの41番は、どうにも我慢できなかったので、図書館で全音のハノンを借りてきてコピーした。計8枚になったのを、マスキングテープで張り合わせて使っているが、これもコピー用紙がよれてきた。

ここまでさんざん、音楽之友社版への不平をいっているが、それでも【応用練習】が多数掲載されているということは、親切な教則本といえるのだろう。

しかしその【応用練習】は、私には内容が高度すぎて、ひとりでやっていると、とんでもないリズム、テンポ、アーティキュレーションで弾いていた、ということにもなりかねない。先生のご指導か、せめてお手本となる演奏が、収められている音源あったらなぁ。やっぱり私には向いていない。

結局、ハノンを買いなおすべきか、で迷っているうちにどんどん月日がすぎてしまった。これ以上、練習曲集ばかり増やしてもね。先日、「左手のためのツェルニー」をほそぼそとやる決心をしたばかりだしね。全音を買いなおしたからといってうまくなるわけでもないし。ただ、楽譜を買うときには、よぉく確認して、ということがいいたかったのだ。