夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

値上げの10月、レッスン料はどうなる?

 

 

世間では駆け込み大量のお買い物

「なんか変だなぁ、でも金曜日だから仕方がないのかなぁ」と思っていた。

9月30日金曜日、クラシックピアノのレッスンの帰りにいつも寄るスーパーのレジが、異様に込み合っていたからである。

店内放送でも、「レジが大変込み合いまして、ご迷惑をおかけしております」と言っている。

もたもたしていると、バスの時間に間に合わなくなると思い、食品の物色もそこそこにして、私はレジに並んだ。

ところが、私の前に並んでいたご婦人は、ビールと思われるような飲料水ケースを何個もお持ちである。

「しまった、ここに並ぶんじゃなかったなぁ」と思ったが、どこの列も同じようにカートに大量の食品、飲料を載せたひとたちが、辛抱強く並んでいる。

列を替えるのもあきらめ、根気よくレジをすませ、家に帰ってニュースを見てからやっと合点がいった。

10月からの値上がりに備えて、みなさん駆け込みで大量のお買い物をなさっていたのだった。

今ごろ消費者の値上げ防衛対策に気づくとは、いつものことながら私は相当に能天気なのだ。

お稽古事も値上がりするのだろうか?

もともと、私も夫もアルコール類を口にしないので、ビールなどの酒類の値上がりには無関心だ。パン、そして欠かせないチーズの値上がりには憤慨しているけれど。

それでも食べ物に関しては、若い時のようにたくさん食べられないので、食品の値上げについては今のところ、腹の虫がおさまらない、というわけではない。しゃーないな、というところ。

それでも、危惧しているのは、こうなんでもかんでも値上がりするようだったら、私の出費の多くを占めるお稽古ごとにも影響がでるのかなぁ、という漠然とした不安からである。

自分では、節約型人間だと思っている

私は自分では、節約型人間だと思っている。だって、着るものは「しまむら」か「ユニクロ」。靴はどこへいくにもスニーカー、美容院へは白髪染めのために行くけれどあまりカットしなくてもすむように、セミロング。

本もここ20年ぐらいは、図書館ですませ、買うことはめったにない。車にも乗らないし、お金がかかる趣味もないし・・・なのにお稽古事はやめられなくて、3つも通っている。これは年金しか収入のない身にしては、ちょっと多すぎやしないか?

お稽古事の内訳公開

クラシックピアノ 30分  月2回  6,000円

ジャズピアノ   40分  月2回   11,000円

フランス語    50分  月2回  7,700円

 

トータルで24,000円にもなる。

ジャズピアノのレッスン代が高いように思うが、これは駅前のカルチャーセンターでやっているため、他の講座との兼ね合いもあるだろうし、まあ場所代であろう。

自分のアタマを整理するために、分割りにしてみると、

クラシックピアノ 100円、ジャズピアノ 137円  フランス語 77円

だから

ジャズピアノ>クラシックピアノ>フランス語

となり、フランス語が安すぎて、先生大丈夫なんだろうか?と思えてきた。

そういえば、先生はこれまで何回か、「フランス語学校は儲からない」とおっしゃっていて、私はなんと答えてよいかわからず困ったことがあった。

もし、先生が、「パンが値上がりしたから、レッスン料も値上げしたい」とおっしゃったら、どうしよう?

「じゃぁ、パンをやめてブルボンのお菓子を食べたらどうですか?」とは言えない。

これまでの良心価格に感謝しつつ、先生の日本でのフランス語普及活動を引き続き、応援するつもりである。

尚、クラシックピアノもジャズピアノも両先生がすばらしく、レッスンをやめるつもりは毛頭ない。節約できないのなら、働けばいいじゃないか、って?

いや、あまり大きな声で言えないが、「40年も働いたんやから、それだけはもう勘弁して」というのが正直なところ。