夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

ピアノ独学じゃなかった、独楽時代を振り返る

 

ピアノレッスン不毛の時代は29歳から63歳まで

クラシックピアノのレッスンを再開したのは2020年で、いくら何でも最近のことだから覚えている。しかし、幼稚園時代にはじめたピアノを、いつやめたのかはっきりしない。

中学3年生だったのか、高校にはいってからなのか?しかし、高校では部活に忙しかったのだから、少なくとも1年生の夏休みにはやめていただろう。

そしてジャズピアノのレッスンに通いだしたのが20歳、フェイドアウトというかたちで行かなくなったのがたぶん28歳。

そうすると、29歳から63歳までまったくピアノを弾かなかったのか?と尋ねられたら(誰も尋ねてくれないけれど)、「いや、そうでもないんです」と答えざるをえない。

大目に見積もって週1回30分ほど、自己流で弾いていたから、いいようによっては、「独学していました。」ともいえるのか。

でも自分の好きなように弾き散らかしていただけだから、とても学んでいた、とは言えないと思う。いうなれば、独学ではなく独楽か。

なぜピアノレッスンを受けなかったのか

29歳から63歳までのあいだに、ピアノのレッスンを受けたいと思ったことはあったのだが、結局、以下の理由で受けなかった。

仕事に体力のすべてを奪われていた

毎日会社に行くだけで疲れ果て、おまけに私はとんでもないロングスリーパーだから、24時間から生活の時間と会社にいる時間、通勤時間を引くと、もうなにかをする時間がほとんど残っていなかった。まさしく仕事はピアノの敵だった!

今、いろいろなかたのブログを拝見していると、みなさんお仕事をしながらピアノの練習に励んでいらっしゃる。すごいなぁ、と驚嘆せざるを得ない。

本当にピアノがお好きなのだろうし、それに体力もおありになるのだろう。体力のあるかたは本当にうらやましい。勉強でも仕事でもなんでも、世の中体力勝負だと思う。

 

残り少ない自由時間は資格試験対策で奪われた

会社員時代には、すいぶんいろいろな資格試験にトライした。外国語(フランス語、英語)、簿記、宅建など。でも結果的に、ものの見事にどれも仕事、転職には役に立たなかった!

そして、多分もう二度と履歴書を書くことがない今では、資格が役に立つことはさらにないと思われる。資格試験対策に費やした時間をピアノに充てていたら、今ではもっとピアノが上手になっていたかも??それはなんとも言えないけどね。

 

ピアノは大人が習うものではない、と思い込んでいた

ごく最近まで、というか4-5年前まで、ピアノとは子どもが習うもので、大人が習うものではない、と思っていた。これは本当に恥ずかしい思い込みだった。

もし、本当に習いたいと思うのなら、何事もいくつになっても門を叩くべきなのだが・・・でも反面、大人がピアノを習うことに世間で違和感がなくなったのは、いつからなのだろう、と知りたい気持ちもある。

私は一応、日本ブログ村の「やり直しピアノ」というカテゴリーでランキングに参加しているが、このカテゴリー自体、いつから存在するんだろう?

私の場合、34年も「ほそぼそピアノ」の時代が続いたわけだが、それでもその時代を抜け出して、毎日1時間30分から2時間の練習時間を2年ほど続けた結果、指もそれなりに動くようになったと思う。

特に、中学生のときのほうが、うまかったなぁとは思わない。どこまでいけるかわからないが、今後も老化とピアノについてじっくり考察してみるつもりだ。