夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

めざせ!ジャズヴォーカル伴奏完全制覇!

 

 

失敗から何を学ぶか

先日、通っているジャズピアノ&ヴォーカル教室のアンサンブル会で大失敗したことを前に記事にした。

kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com

 

初見歌伴(初めて見るコード譜でヴォーカルの伴奏をすること)で、どこをやっているかわからなくなり、ロスト、つまり楽譜上の迷子になったのだ。この悪夢体験を二度と繰り返さないために、どうしたらよいか?私は考えた。

つまり、初見(この場合、知らなかった曲)をなくせばよいのである。全部やったことのある曲ならそれほど緊張もしないはずだ。ジャズヴォーカルの曲を全部やるためにはどうしたらいいか?

 

「ジャズ・スタンダード・バイブル」を買った

今回、私がジャズヴォーカルの曲を勉強するために、まず買ったのは、「ジャズ・スタンダード・バイブル」というジャズを目指すひとなら必ず持っている、いわゆる黒本である。

私が今までなぜこれを持っていなかったか、というと、この本の編者が前書きでも言っているように、1980年代までは日本にはまともなスタンダード曲集がなかったので、みんな自分用に手書きでコピーをしたり、仲間や先生から教えてもらっていたのである。

今年になってまたジャズをやり直し組の私としては、「いまさらプロを目指すわけでもないのに、こんなん買わなあかんの?」という気持ちが今まであったので、買わずにいたのだが、悪夢体験を繰り返さないために、背に腹は代えられない。

 

スタンダードの32%しか知らなかった

「ジャズ・スタンダード・バイブル」に収められている曲は227。そのうち知っている曲を数えたら、73曲しかなかった。たった32%! 知っているようでも知らんもんやね~しかし、227曲全部をやる必要はない。インスツルメントだけの曲も多いからだ。

ヴォーカルがある曲はどれくらいだろう、と数えようと思ったが本題からはずれているので、あほらしくなってヤメた。それよりも、ジャズヴォーカルの大御所といわれる、エラ・フィツジェラルド、サラ・ヴォーンカーメン・マクレエアニタ・オディなどの持ち歌を片っ端からつぶしていったほうが近道な気がしたからだ。

 

アノトリオから方向転換する

今まで私が聞いてきたジャズは、圧倒的にピアノトリオが多い。それはもちろん、自分が弾ける楽器がピアノのせいなのだが、よく考えてみると自分が今後、趣味でもピアノトリオを率いる可能性はほとんどない。

それより、将来ジャムセッションに参加させてもらえるために、他の楽器、なかんずくヴォーカルの伴奏がきっちりできるように、練習の角度をちょびっと変えたほうがいいのではないか?

 

ジャズヴォーカルソングの歌詞は素晴らしい

ジャズのヴォーカルソングの歌詞には素晴らしいものが多い。ラブソングでも、演歌のようにじとじとしたのではなく、ロマンティックでポジティブなのも多い。

たとえば、

The very thought of you makes my heart sing...

あなたのことを思うだけで、私の心は歌を奏でる

 

The touch of your hand is like heaven...

あなたの手に触れただけで、天国にいる気分

 

You make me smile with my heart...

あなたは私を心から笑顔にしてくれる

 

Someday he'll come along, the man I love ...

いつか私の愛する人が現れる

 

こういう歌が映えるように、バッキングももっと研究しないと。自分のアドリブソロばかりに気をとられていてはダメだなぁーと思う。わっ やらなあかんこと多すぎ~~