夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

ピアノ練習時間は週のレッスン時間の1.5倍?

 

 

ピアノは毎日何時間練習すればよいのか?

いったい、ピアノを習っている人で、「ピアノを毎日何時間ぐらい弾けば、うまくなるのだろう?」と自問自答したことのない人はいないと思う。

だいたい、ひとは数字が好きだ。バイトの時給、年収、睡眠時間、体重、コレステロール値・・・世の中のほとんどすべてのものが数字で測られるようにできていると思う。

数学はおろか、算数さえまともにできない私でさえ、才女で有名な山口真由さんの、

「教科書を7回読めば覚えられる」という言葉に心惹かれた。

そこで実践しようとした矢先、自分には7回読む根気がないことに気がついてトライするのもやめたのだけれど・・・

とにかく、「きょうは何時間練習したからもう大丈夫」とか、「きのうは10分しか練習していないから、発表会に間に合わないかも」などなど、時間と成果を結び付けて考えるのは、人間のほぼ習性かもしれない。

 

ピアノの練習時間についての動画

毎日どれくらい練習すればよいのか、悶々としていた私が偶然見つけたのは伊藤憲孝さんの動画で、タイトルはそのものずばり、「【ピアノの練習時間】どのくらい練習しますか?」である。

 

 

www.youtube.com

 

伊藤憲孝さんによると、趣味でピアノを弾いている人なら、週1x60分のレッスンだとその1.5倍を毎日、そして音大を目指したり、これからプロでやっていこうとする人なら6時間プラスαの時間が必要とのこと!

えーーー こんなにハッキリ言っちゃっていいのか??

 

週1回60分のレッスンで1.5倍とは?

なんとなく信じたくなる説だが、そもそも1.5倍ってどっからでてきたんだろう?

それに週1回60分のレッスンという前提はどうしたらいいの?

私はクラシックが月2回で各30分、ジャズが月2回で各40分・・・こんな変則的なレッスンの人は勝手にやってください!と言われそう。それでもむりやり総合時間を週あたりの4で割り算し、1.5倍を掛けてみると52分とでた。

だいたい私の毎日のクラシックピアノに充てる時間に近くなっている。だって、ジャズにあともう1時間は充てているけど、ジャズは考えたり試したりしている時間も長いからなぁ・・・1.5倍説は、案外、といっては失礼だが、妥当なのかもしれない。

 

プロを目指す人の6時間はすごいか?

プロを目指す人の6時間プラスαは当初、すごいなぁと感じたが、よくよく考えてみたら、働いている人はみな、8時間は働いているのだ。それでプロになれるのなら、6時間練習なんてちょろいものだろう。

ただ、伊藤憲孝さんは環境について何もおっしゃっていないが、1日6時間は当然、電子ピアノやアップライトピアノではなく、グランドピアノで、という気がする。1日6時間のグランドピアノってやはりそんなに簡単ではないのでは?

隣近所への騒音ももちろん、6時間もピアノを弾かれたら同居している家族の方にも影響するのではないか?防音設備が完備していたり、お城のようなおうちにお住まいでない限り。

やはり、プロとアマのあいだには、深ーい溝があるようだ。