夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

トイレ芳香剤から香水に昇格した金木犀

 

きんもくせい商品がディスプレイされていた

あれは、8月の下旬ごろ、たしか夏の暑さが収まってきて、ちょっと秋風が吹き始めたなぁ、と感じた頃だろうか。いつも通る駅前のショッピングセンターの雑貨店の店先で、「きんもくせいコーナー」のようなものができているのに目をとめた。

きんもくせいの色にならっているのか、全体に黄色からオレンジの色使いでコーディネートされていて、所せましときんもくせいのオードトワレ、オーデコロン、ハンドクリーム、保湿剤、などなどいろいろなものが売られている。ちょうどこんな感じ。

 

 

きんもくせいの香りが大好きな私は、いちいち手に取って買う気まんまんだったのだが、前に〇印の香料を買ってその化学的な匂いに耐えられずとうとう捨ててしまったことを思い出した。

そうだ、きんもくせいそのものの香りは甘くすがすがしいものであっても、化粧品や香水に使われると、また香りの性質が違ってくる。私は化粧品を買うのをやめ、きんもくせいの木をわが家の庭に植えることを思いついた。

 

きんもくせいのトイレの香りか?

しかし、姉によると、きんもくせいはトイレの芳香剤の香りだそうだ。そうかなぁ。トイレの芳香剤はラベンダーだと思っていたけどなぁ。もやもやしているうちに、雑貨店のディスプレイはほかのものに変わってしまったので、忘れていたのだが・・・

 

キンモクセイは今流行りの香りとなった

きのう見つけた記事によると、きんもくせいはいまや旬のおしゃれな香りだそうだ!キンモクセイ=トイレのイメージはもはや過去のもので、最近ではキンモクセイの香りを高らかに謳った香水、ハンドグリーム、線香、キャンドルなどが次々に販売されており、話題を集めている、とのこと。

 

www.sankei.com

 

でもどうしてだろう?どういうきっかけ、また理由でキンモクセイはトイレ芳香剤から香水に昇格したのだろう?それについては何も書かれていない。知りたいのはそれなんだけど。

 

「きんもくせいスポット」に行ってみた

10月18日、ジャズピアノのレッスンの帰り道、ちょっと寄り道をして私が勝手に命名した、「きんもくせいスポット」に行ってみた。神戸市東灘区の国道2号線より南だから、お屋敷街ではなく、比較的庶民的な一角である。

おー 咲いていた! マスク越しでも甘い香りが漂ってくる・・・

 

 

 

 

キンモクセイの木の下には、小さい花がいっぱい落ちていたので、私はそれらを拾い集めてポケットに入れた。落ちている花だから、花泥棒じゃないよね?

でも誰も見ていなくてよかった。誰かがいたら、やっぱり何かを拾っている変なおばさんと見られただろう。

 

家の中では匂わなかった

そして、家でもそのかぐわしい香りが楽しめるか、と試みたのだが・・・

 

全然ダメだった。よほど鼻をくっつけないと何の匂いもしない。おまけに夫には、「ゴミかと思った」と言われるし。量が少なすぎるのか?

それとも、きんもくせいの香りって、遠くにあって香るものなのか・・・