夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

バッハ:シンフォニア3番の分析講座を分析する

シンフォニア3番の準備をはじめた

今年の11月からバッハコンクールの準備、そして来たる1月の発表会と行事が続くので、シンフォニアのレッスンは足踏み状態だ。けれども発表会が終わったら、シンフォニア3番をレッスンで見てもらうぞ~とヤル気まんまん(?)なので、今から譜読みを始めた。

同時にどこが主題なのか、どういうアーティキュレーションで弾くべきなのか、について予習をしようと思い立った。というのもいったん悪いクセというか、自己流の解釈が身についてしまうと、なかなかあとで修正できないからである。これもトシのせいか?

ところでふだんのレッスンでは、先生は分析まではされない。レッスンは一回30分しかないから、そんな時間はないのだ。ただ、「ここはこういう風に弾いてね~」「ここはカデンツからしっかり弾いてね~」とおっしゃるくらいだ。私は、一応「はい」「はい」と答えているが、子どもじゃあるまいし、なぜそうなのか?をアタマで理解したほうがいいのでは?というわけで、YouTubeシンフォニア3番の分析を扱っている動画を探すことになった。

さいりえ先生のライブ配信はタメになるが・・・

さいりえ先生はシンフォニアだけでなく、インヴェンションの解説も動画やブログでされていて、その演奏のすばらしさ、解説の丁寧さには頭が下がる。こんなことをタダで教えていただいていいのか? いいんだよね、ネット社会の現代では。下に貼った動画も非常に役に立つのだが、それでも下記のごとく「関西のおばちゃん」である私は文句もいうのだ。

  • ライブ配信なのでしょうがないのだろうが、動画のはじめ先生が生徒さん(?)にいちいち挨拶をされるのだが、「ワタシら関係ないし~」と思ってしまう。よって見るべきところは3:15以降。
  • 先生がIpadの使用方法に慣れていなくてとまどう場面があり、正直イラっとくる。
  • 音大、音大卒には当たり前だが、先生が「デーデュア」「ハーモール」「フィスモール」とドイツ音名で言われると素人にはとっさにわからない。「D major」「Bm」「F#m」と字幕をつけてほしい。

最後のドイツ音名だが、実は私は日本語で「ニ長調」とか言われてもわかりにくいのだ。「D」と言われてやっと「ああ、そうだった」となるのだが、やはりジャズで使う英語の言い方のほうに慣れてしまっているのからだろう。

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英語の勉強にもなる「デヴィ夫人」の分析動画

次にみたのが、Sally Christian というかたの動画。このかた、「デヴィ夫人」に似ていないか?このかたもいろいろなピアノ動画をアップしているので、私は勝手に「デヴィ夫人の動画をみよう!」とつぶやいている。

ところが「デヴィ夫人」を知らない夫は、「『カトリーヌ・ドヌーヴ』に似ている」、と言っていた。え?それは髪型でしょ!

このかたの動画のいいところは、

  • たぶん人前で話すことに慣れているのだろう。説得力がある。ちょっと長すぎるのがタマにキズだが、そこは動画だから飛ばし飛ばしみればよいかも。
  • 英語の聞き取りの練習になる。

反対にオススメできない点は、

  • 日本語訳がヒドすぎる。「Cナテュラルに飛び降りる」ってすごくない?
  • 字幕なしで英語を理解するリスニング力が必要。残念ながら私にはないので、英語字幕を参照した。こちらも間違いは結構あるのでイラつくかもしれない。

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とりあえず、シンフォニアを習う順番は気にしていない

さあ、これで予習は完璧だ! あとは実践あるのみ!!ところで、私は以前、「シンフォニアを習う順番」という記事を書き、どういうわけか、今でも見ていただいている方がいらっしゃるようなのだ。

kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com

私が書きたかったことは、シンフォニアを習う順番は先生によっても見解が分かれるということだったのだが。記事の題名だけみて、正解が書いてある、と思われたかたには申し訳ない!今回、私が3番をやってみようかな、と思ったのは1番、2番とレッスンでやったから、番号順に次は3番をやったほうが覚えやすいからで、深い理由はありませーん。記憶力が衰えたシニアにはそれなりの対策が必要、ということでお許しいただきたい。