夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

いつまで続くか毎日一曲ずつツェルニー40番

 

今年は練習曲をさらうのか?

これは新年の抱負でも目標でもない。元旦にふと思いついたのだ。

「今年は練習曲はどうしたらいいのかな?」たぶん、このブログでも「練習曲はキライだ!キライだ!」を、何回も書いているかと思う。そのとおりで、ピアノレッスンを2年半ほど前に再開してから、練習曲というものに本腰を入れて取り組んだことはない。

今お世話になっている先生も、引っ越し前に半年ほどお世話になった先生も、レッスンで取り上げたのは、バッハ1曲と私が選ぶ自由曲1曲のみで、「さあ、ツェルニーをやりましょう!」「モシュコフスキーをやってみませんか?(そのレベルではないのは承知済み)」といわれたこともない。要するに「ねむいさんは60を越した手習いだから、バッハでちょっと厳しく、クラシックの世界は甘くないことを知ってもらって、あとは好きな曲で楽しんでいただいて・・・」と思われているのではないだろうか?

これでも「ツェルニー左手のための練習曲」は3周やった

しかし困ったことに、私はうまくならないと面白くない人間なのだ。私がスポーツ嫌いなのは、下手なせいである。上手やったらテニスでもゴルフでもやっとるわい!ピアノのほうがずっとましなんじゃい!

というわけで、うまくなりたいからには練習曲を避けて通るのはちょっと得策ではないだろう、という考えがいつもアタマのどこかに渦巻いている。

ところですっかり忘れていたが、以前、「ツェルニー左手のための練習」について記事を書いた。なんとこちらは、すでにバッハコンクール1~2か月前、新しい自由曲に取り組む気にもならなかった頃、この曲集を少なくとも3周くらいはさらったのだ!

kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com

それで効果のほどは?と問われると、あったような気もするし、とりたててなかったような気もする。別にツェルニーでなくてもインヴェンションをさらったほうが良かったような気さえするが、こういう判断はむずかしい。〇〇の問題集とXXの過去問とどっちが効果的か?というのと同じようなものである。

数えきれないくらい挫折したツェルニー40番の完走

さて、今後再びツェルニー30番をやるのも、左手のための練習をやるのもモチベーションがあがらないとすると・・・消去法でいくと、潰さないといけないのは何といってもツェルニー40番だ。これは子どものときから数えると、もう十数回はトライして挫折している。いつもNo.15ぐらいになるととたんに難しくなり、もうハアハアと息切れせんばかりなのだ。

そしてNo.26になるとトドメを刺される。私はこの、左手で割り切れない右手の連符、というのがどうにも苦手なのだ。いつも適当に余った右手音符を小節の最後に押し込んでしまって、全然さまにならない。「もう、やーめた!」になってしまう。

川添文さんのツェルニー40番No.26はとにかく美しい

私がツェルニーに関する動画でお手本とするのは川添文さん。このかたのツェルニー40番No.26は天上の音楽かと思われるほど美しい。ツェルニー作曲とはとても信じられない。

そこで、よし、いいかげんにこのNo.26の坂を越えなければならない、と思ったのだ(トシでは60の坂をなんなく越しているが)。よい出来になるまで同じ番号をやっていたら永遠に進まないので、とりあえず、一日一曲ずつ弾こう。とにかく最後までを目指そう。行けるかな?

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