夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

30日どころか30週間になりそうなピーター・マーティンのジャズピアノ・プラクティス

ジャズピアノの練習方法がわからない

ジャズピアノを習っている方で、バリバリ弾ける人以外、私のようにいつまでも発展途上学習者のなかには、「どういう練習をしたらいいのだろう」と考え込むひとは少なくないのではないか、と思う。

なにしろ、クラシックピアノのように「楽譜通りに弾く」という大前提がない科目である。セッションをしていて、他の楽器より速くなったり遅くなったり、というのはもちろんダメだ。しかしテンポにずれがなくても、その演奏がイケているか(ウチの先生はシュッとしている、という)、そうでないかはどこを基準にして評価され、そしてそれはどうやったら改善できるのか?

先日、久しぶりでジャズピアニスト篠田淳さんの動画を見たら、「生徒さんと話したら、『どういう練習をしたらいいのか』と言われた」、みたいなことをおっしゃっていた。篠田さんのような理論的な解説をなさるかたの生徒さんでも、そういう疑問をもつらしい。その会話がきっかけとなって、ピーター・マーティンがショート動画 「30day Challenge」で使えそうな手ごろで短いフレーズリック)を紹介している、というのを聞き、私はまさに飛びついたのだった。

篠田さんが紹介する「30 day Challenge」のDay 1

まずその篠田さんの動画からご紹介。

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動画のなかでは、篠田さんはピーター・マーティンさんの「30 day Challenge」で紹介されているDay 1 をとりあげて、ご自身でフレーズを弾き、それをさまざまに移調した例を見せてくださっている。動画をごらんになれば気がつくと思うのだが、動画の右横に譜面が書いてある。私はそれがピーター・マーティンさんの「30 day Challenge」の動画にも、譜面が出ているもの、と思い込んでいたのだが、そうではなかった!本場のジャズメンはそんなに懇切丁寧に教えてくれないのだった!

ショート動画の特徴を初めて知った

私はこれまでYouTubeショート動画をまともにみたことがなかった。だからショート動画とは、普通の動画を単に短くしたものと信じて疑わなかったのである。ところがいいざ、ピーター・マーティンさんの「30 day Challenge」を見始めてみると、「あれ、そんなにいっぺんに弾かれてもわからへん、もう一回やって」とばかりに、一時停止をして巻き戻し再生をしようと思ったのだがそのボタンがない。ひょっとしてそれはないものなの? そして譜面は画面のどこにもでていない・・・

一生懸命、調べて基本、ショート動画というのは一時停止は巻き戻し、早送りができないことを初めて知った。え、そしたら一回でマーティンさんが弾いていることを理解せなあかんの? ああ、どんなにガッカリしたことか! これをとにかく30日間ガリガリやれば、いまよりはずっとジャズらしいフレーズがダダダダダーーと私の指からこぼれるかも、と期待したのに!

譜面を自分で書いたが移調はどうするか

いろいろがちゃがちゃ検索しているうちに、ショート動画をふつうの動画に変換(?)する方法がやっとわかった。それで一時停止をしながら、マーティンさんのフレーズを繰り返し聴いて見ることができたのだが、やはり瞬時の移調はむずかしい。この動画はそういうことがすらすらできるひとを対象にしているのだろうか? やっぱりいちいち譜面起こしをしたほうがいいかも。急がば廻れ、っていうしね。でもなんか情けない。

とりあえずDay1-3にでてくるCのフレーズはMuse Scoreで書いてワードに貼ってみた。あってるよね、これ?(あくまでご参考までです)。

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