京都観光について私的なオドロキ
本日の記事は昨日の続き。
何しろ大学卒業後、前を向いて人生運転をするのに気を取られ、よそ見をする気にもなれなかったから、数えるほどしか京都を訪れていない。テレビのニュースで「インバウンド観光地拡大」「コロナで外国人観光客激変」などの映像をみてもまるでピンとこなかった私には、今回の京都散策では驚くことが多かった。
驚きのベスト3といえば、
- コロナ終息宣言が出たのかと思うほど、観光客(特に外国人)が多かった
- 若者の観光客の間では、歩きにくいレンタル着物、草履姿が主流である
- 観光名所でも場所によって外国人観光客のばらつきがある
どれもこれも世間の皆さまはご存じのことばかりであろうが、どう考えても40年前の京都ではこれほどの外国人観光客に出会わなかったと思う私には不思議なのだ。1970年代の日本って何だっただろう? 日本は、そして京都は、外国人にとって「秘境」だったのか?
清水寺付近は混み具合No.1
観光客で賑わう名所でお買い物、食べ歩きを楽しみたい、というかたには清水寺付近はうってつけだろう。しかし私なんかにはもう、刺激が強すぎてクラクラする。八坂の塔を目前にした道の途中では人の流れが止まってしまい、数分立ち往生したこともあった。
「庭」と桜以外の「花」の名所は穴場かもしれない
しかし、すべての観光名所がひとでいっぱい、というわけでもなさそうだった。今回私たちが訪れた清水寺成就院の「月の庭」、北野天満宮の梅苑「花の庭」では着物姿の若者たちを見かけることはほとんどなかった。彼らにとって「庭」や桜ではない花である「梅」はいまいち魅力に乏しいものなのかもしれない。あるいはまだ、ガイドブックに載っていないとか、インスタにあげられていないとか?
京都でピアノスタジオを探す
よくしゃべり、よく歩き、よく食べたあとはひとりホテルの部屋に戻ってもすることがない。こういう事態は家を出る前から予想していたので、事前にピアノスタジオがどこにあるかを調べて予約していた。
なるべく交通の便が良いところ、ということで見つけたのが、四条烏丸から徒歩7分のPOCO四条。グランドピアノはヤマハのC1Lだが、私には別にC3XやC6Xでないといけないということはないので、これで充分。そのせいか、レンタル料金は¥1,320で神戸元町より若干安い。
あるものさえあれば京都のホテルの選択肢は広い
レンタルスタジオに比べれば、京都のホテルの選択肢はずっと広くなる。金に糸目をつけないのであれば、さらに選び放題だろう。でも私は身の丈相応なところを、と思って探すと、なんとスタジオから歩いて数分のところに三ツ星ホテルがあるではないか。
私が選んだホテルのシングル禁煙12㎡の料金は¥6,700とリーズナブルだった。アニメティは部屋に常備されておらず、歯ブラシ等もフロントからセルフで持ち込むことになっている。別にこれは気にならなかった。
しかし、たまたま部屋にあったポットでお湯をわかそうとして、ちょっとお水をこぼしてしまったので、ティッシュで机を拭くと、ティッシュが真っ黒に! そう、机を触らねばよかったのだ。まさに「触らぬ神に祟りなし」なのだった。