理学療法士嬢を困らせていたみたい
このところ毎週火曜日は、左肩インピンジメント症候群のため整形外科にリハビリに通うのが日課になっている。
きのう、名前を呼ばれてリハビリ室に行くと笑顔の理学療法士嬢が私を待っていた。
彼女の担当はこれで3度目だから、ひょっとして私は彼女の担当患者になったのかもしれない。
「調子はどうですか?」と聞かれたので、「このごろ前よりはいいみたいです」と言ったところ、心底ほっとしたように、
「ああ!よかった! もう、どうしようかと思っていました!」と言われた。
察するに、患者(私)の肩の状態はどうなっているのかよくわからないが、なかなか改善されそうもないし、第一、患者(私)が、肩に負担のかかるピアノをやめようとしないからよくなるものもよくならない、と彼女は思っているのではないだろうか?
理学療法士嬢の年齢はたぶん20代だし、ということはこの職歴もたぶん5年以内で、仕事によるストレスもかなりあるのが普通だと思う。
そのうえ、言うことを聞かない患者の担当に回されて、きょうの予約リストをみたとたん、「あ、あのピアノのおばさんか~~ 困ったなぁ」と思われているのではないだろうか?
というわけで、彼女の職に対する真剣度がうかがえたように感じ、私はあまり彼女を困らせず、リハビリに励もう、と心を入れなおしたのだ。
ピアノの練習時間は毎日たった約1時間
でも私とて、まったく彼女の言うことを無視しているわけではない。以下の表が示す通り、ピアノの練習時間はだいたい1時間ちょい/日で、以前に比べると半分にしてある。
スケールは「やる、やる」といっておきながら、左手に負担がかかりそうなので、このごろやっていない。
それよりももっと負担がかかりそうなのが、「パスピエ」だけれども、これは4月末の「ピティナステップ」の申し込み曲だから暗譜を確実にするために、ひととおり毎日弾くのは欠かせない。
シワ寄せはモシュコフスキーとポップス。ポップスはこれまでの貯金でなんとかなるが、モシュコができないのは残念・・・
痛いマッサージと宿題のタオル体操
見目麗しき理学療法士嬢のマッサージは痛い。
肩甲骨の下、脇下をつかまれて、ぐいっ、ぐいっっとやられると、私はもう悶絶寸前、歯をくいしばって耐えるのみだ。これは歯医者よりよっぽど痛いかも。涙さえうっすら浮かんでくる。
これでもし良くならなかったらどうしてくれるのだ!
また宿題として自宅でできるように、あおむけに寝てタオルの両端を持ち、半円を描くように腕を上下させる「タオル体操」も習った。
ここで「家に余分なタオルがあったかな~」と考えてしまった。しょうもないことではあるが、ウチにはあまりタオルのストックがないのだ。
昔は会社の取引先から「年賀タオル」がたくさんもらえたものだけれどねぇ。
肩の専門医だから治るのだろう?
ここまでリハビリばかり連続4回続いたが、来週は先生の診察予約を取らされた。
さて、先生にはなんて言えばよいのか、なんて言われるのか?
とりあえず知りたいことは、ピアノの練習時間を減らす、または止めるかしたら、左肩は元通りになるのか?ということ。
帰り際、何気なく医院の看板をみると「CENTER FOR SHOULDER CARE」という文言があるのに気がついた。
おーっ! 肩の専門医やね! ヤブ医者ではないってことやね!
絶対治してね、整骨院に行かないで信頼してるから!!