夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

初めてのピティナステップは2勝1敗の幕開け

初めてのピティナステップ参加

4月23日、初めてのピティナステップに参加した。

私が一応ながらランキングに参加しているブログ村のカテゴリー、「ピアノ」「やり直しピアノ」に参加しているブロガーさんのなかには、ピティナステップ5-10回参加というかたも珍しくないようだ。

そんなツワモノからすると、初めて参加の私など、「きのう、やっとスマホを買いました」の高齢者と同じレベルだろう。

「え、そんなことも知らなかった?」と思われる向きもあるかもしれないが、そこは60代半ばのおばちゃんの素直な感想と思ってお許し願いたい。

ピティナステップの料金は安くはない

実はこのブログに再三、書いているのだがこのところ、ずっと肩・腕が不調であったのに加えて、急に指先まで痛むというアクシデントもあった(1日だけだったが)。それにまだおまけでピティナステップの2-3日前から風邪を引き、夜中じゅう咳に悩まされ、日中は鼻水ダラダラ。

熱を測ると36.6度だったからどういうこともないのだが、平熱が35度台という低体温症の私には36.6度は結構辛い。

だから当日は解熱剤を飲んで乗り切ることにした。もし当日会場で体温検査があったら、入場を拒否されるかもしれないと思ったからだ。

そうまでして参加したかったって?

というより、ピティナステップのために¥16,330も払ったんだよ!これは決して安いといはいえない金額でしょ? 風邪ぐらいでキャンセルしたら、もったいないやん! 

私が書いたゆるい「自己紹介」

ピティナステップでは、演奏前にアナウンスされる自己紹介を60字程度で書いて提出することになっていた。私が書いたのは、

「定年退職後、子ども時代に習っていたピアノレッスンを再開し、今年で3年目。健康で長く弾き続けることが目標です」

なのだが、今となっては他の参加者に比べると、「ゆるい」自己紹介だったなぁと感じている。

他の参加者、特に高校生ぐらいの参加者はいかにもプロ、音大を目指しているかのようで、「来月のコンクールでこれを弾きます。」「厳しい採点をお願いします」とか真剣勝負の気合が感じられたからだ。

そして彼らは自分の未来をピアノとクラシック音楽に託しているかのように見えた。荒波と暴風が吹く世間で、ピアノを武器に進んでいこうとする若者たち・・・こんな若者と同じステージに立つなんて、これでええんやろか?

なんとか「発展5」に合格したらしい

結果的から先に言うと、私が弾いたドビュッシーパスピエ」に対する審査員というかアドバイザーの方々の判定はBがお1人、Aがお2人だった。

ちなみに評価段階はS・A・B・C・Dの5段階があり、全アドバイザーからC以上の評価を受けると、合格らしいから、私は発展5に「合格」したことになる。

えーーーーーーッ あんなんでぇーーーーー

というのは、冒頭の12小節ぐらいを、野球に例えると、

1,2番打者に連続ファーボール、3番打者にデッドボール、満塁となったところにワイルドピッチで2点献上

ぐらいヒドかったのだ!

これは緊張のせいか?

緊張というより、前の高校生たちの演奏が素晴らしすぎて、自分の番がきたとたん、「あれ、私なにしにここへきたんかしらん?」状態になってしまったからである。

しかし、自分で言うのもなんだが、中盤から盛り返した。奇跡が起こって平常心を取り戻し、まずまずの演奏で終わったのだ。

心なしか、最後に観客席に向かって礼をしたとき、私への拍手が一番大きかったように感じた。

それは「60代のおばちゃんにしたら、なかなかやるなぁ」という同情と憐れみの感情からなるものだったようにも感じる。

ところで失敗となかなか正面きって向き合えない私は、アドバイザーの先生方の講評をまだじっくり読んでいない。

読み終わったら、またブログに書くかも?書かないかも?しれない・・・