夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

甥っ子ちゃんの日本語聴き取り能力に感心する

甥っ子ちゃんのおみやげのおいしいチーズのかずかず

甥っ子ちゃんがマスターした日本語

日本滞在の2-3日にして甥っ子ちゃんはすでに以下の日本語表現をマスターした。

  • おはようございます
  • おはよう
  • こんにちは
  • いただきます
  • ごちそうさまでした
  • ありがとう
  • すみません
  • 失礼しました

これらを彼に教えたのは残念ながら私ではない。

フランス語ネイティブで、日本語の達人である私の夫である。

もちろん甥っ子ちゃんも1回で覚えたわけではない。

しかしリピートするのはすぐできる。

夫「いただきます」

甥っ子「イタダキマス」

そしてちょっと時間をおいてから、例えばテーブルについてさあ、食べましょうというときに、

「こういうときは日本語でなんていうんだったかなぁ?」と言うと、

最初は「えーと、えーと」と言いながら身もだえしている。

そして、

「いただきます、でしょ」

と言うと、

「Ah Oui, イタダキマス」

これで、もう覚えてしまうのだ。なんという吸収能力だろう!

「~ます」と「~した」が一発で聞き分けられる

あるとき、甥っ子ちゃんは反駁した。

「さっきのお店のムッシューは『ありがとうございます』ではなく、『ありがとうございました』って言っていたよ! ~した、というのは何?」

「~ます」と「~した」が一発で聞き分けられるなんてなんと素晴らしい耳の持ち主だろう!

私ならできるとは到底思えない。

ここで夫の少々長い、論理的な「~ます」と「~した」の違いについての説明がはじまった。私は感嘆するのみである。私なら「~ます」は現在形で「~した」は複合過去形、というだけで終わってしまうだろう。

日本語の発音練習がんばってね!

私の個人的な意見では、「失礼しました」にはさほど覚える必要性は感じない。「すみません」だけを覚えていれば、ほとんどの日本での日常生活で間に合うのではないか。

しかし夫は過去に、「失礼しました」の「シツレイ」の発音で苦労したという経験から、何回も甥っ子ちゃんに「シツレイ」を繰り返させていた。

このサ行の発音からはじまって、発音練習でのきわめつけは、ハ行だ。

フランス語にはハヒフヘホの発音にあたるHの発音がないので、彼らはこれにもちょっと苦労している。

私にしたら「なんや、そんなん簡単やん」とひそかなる優越感を感じる瞬間である。

夫がはっきりと「ハ!ヒ!フ!ヘ!ホ」を発音する。

その後に続いて、甥っ子ちゃんとそのパパが一生懸命、息を吐きだしながら

ハ!ヒ!フ!ヘ!ホ!」とリピート練習をする。

ネイティブ日本人の私は、ニタニタ笑いながら見ているだけ。

なんかちょっとヘンな光景かもしれないね。ごめんね!