左足に力がはいらないとピアノは弾きにくい
庭の石段でこけて足首を痛めてからも、ピアノは毎日弾いている。
ていうか、ピアノとブログ書きしかすることがないからねぇ。
料理はもともと、夫も私も各自食べたいものを作って食べる主義なので、テキトーに自分で作って食べている。そして掃除はできるようになるまで待つしかない。
買い物は100%、ネットスーパーにお任せだ。
そこでピアノの練習なのだが、左足首を痛めていると、足に力がはいらず、ピアノも弾きにくい。やはりからだというものは、全部つながっているみたいだ。
自分でも「うわぁ~下手やな~」と思いながら弾いていると、新しい曲に挑戦する気が萎えてきた。
そこでここは過去にやった曲をぼちぼちおさらいする期間にすべき、と思い、ここ数日はバッハインヴェンションのやり直しをはじめている。
インヴェンション私のレッスン歴
私が子どものときに習っていた先生は、バッハのレッスンをしてくれなかった。
当時のご年齢からいって、今やご存命ではないと思うが、「なんでバッハを教えてくれなかったんですか?」と聞きたいくらいだ。
多分ご自身があまりお好きでなかったのか、私には難しすぎると思ったのか?
推量してもしかたがないが、とにかく私がバッハのインヴェンションを習い始めたのは還暦を過ぎた2021年2月から。
実はその前の先生にシンフォニアを数曲習っていたのだが、新しい先生に「やはりインヴェンションからやり直しましょう」と言われたのだ。
全曲終わったのが2022年6月だから17か月もかかっている。
長かったなぁ~
でも早く済んだらどこへ行く、というわけでもないので「この期間、一応全曲試みました」ということで満足している。
それで2023年6月現在、ミスタッチなしで弾けるのが何曲あるかというと?
せいぜい1番のハ長調。あとはほぼ全滅。
しかしゆっくりした曲というか、指示がVivaceでもアダージョで弾くぐらいなら何とかなるのも数曲ある。
しかし今から挙げる3曲は全然あかん。
過去に合格したなんて信じられへん。
インヴェンション 苦手ランキングNo.3
銅メダルに輝くのは15番ロ短調。
しょっぱなから短いトリルが印象的な愛らしい感じの曲。
しかしこの短いトリルを私が弾くと「ぐちゃっ」と押しつぶしたような音になる。
なんでやろ?
それに16-17小節目の旋律ってこれなに?斬新すぎるんやない?
まるでモード・ジャズの旗手、マッコイ・タイナーのフレーズみたい。
私はジャズは好きだが、モードは好みではないのだ。
だからこのフレーズを、17-18世紀に生きたひとが作ったということ自体、驚異を感じるのだが、いかんせん好きやないねん、ごめんね。
インヴェンション 苦手ランキングNo.2
銀メダルは5番変ホ長調。
やっぱり左手が弾きにくいわ、むずかしいわ。
こういうのはハノンやツェルニーを必死でやったら、高速で弾けるようになるのだろうか?
私にはどうもそういった練習曲を地道にやるより、この左手だけを延々と練習するほうが効果があるように思うのだが、専門家の先生方はどう考えておられるのだろう?
ここまで書いたところで1200字を超えてしまったので、続きは次回で・・・