クラシックピアノの門下生ランチ会に参加
きょうはクラシックピアノの門下生が先生を囲んでのランチ会。
集まったのは先生も含めて9名。
そのなかで私がいちばん入会が遅い新人、いちばんピアノのレベルが下、そしていちばんの年長である。
みなさんは20代から40代のお仕事をお持ちの主婦、かつ、子育てのまっただなか。
それでどうやったら、ショパン「アンダンテスピアナートと華麗なる大円舞曲」とか、「バラード3番」とか、ベートーヴェンソナタ「告別」とか、シューマンの「クライスリレアーナ」を発表会で弾くための練習をする時間があるんだろうね?
ピアノ練習の秘訣を教わった
右を向いても左を向いても、私は年若き先輩のお話を拝聴しては感嘆のため息をついていたのだが、そのなかでも以下の話題はとても参考になった。
1.演奏中、いかに邪心を持たず、無心でいることが大切か
練習中、また人前で弾いているか否かにかかわらず、ついピアノに全然関係のないことを考えてしまうのは私だけではないらしい。
あるひとは、額にたれかかる前髪が気になることから美容院の予約を考え、あるひとは夕飯の献立を考えてしまうという。
そういうとき、ふだんはミスをしないところでも、「あれっ」とコケてしまうことがある。
これを避けるには、前に弾いた音や、これから弾く音のことをまったく考えず、今弾いている音を聴くことに集中すること、らしい。
2.むずかしいフレーズは音名を口に出しながら弾く
ドレミ・・・と口に出しながら弾くと(音の高さは関係なく)、弾きにくい箇所でも弾けるようになるらしい。
これは先生と、30分以上かかるシューマンの「クライスリレアーナ」を暗譜で弾いた生徒さん(職業はピアノの先生)も口を揃えていっていたので、正解なのだろう。
では、ミ♭ミ♮なんかのときはどう言えばいいのだろう?
その場合も、ミミでいいそうだ。
スキマ時間を利用してのピアノ練習
とまあ、ピアノに関する話題からはじまったのだが、なんといっても忙しい時間をやりくりして、どうやって練習するか、についてが一番盛り上がっていた。
例えば先生は、朝5時半起床、小学校のお子さんといっしょに家を出て、ご自分が別に借りている防音マンションに着き、午前は自分の練習、午後はレッスンである。
そのあいまに月1~2回のコンサートもこなされるのだ。
超人的である。
ほかの生徒さんも家事、仕事、練習時間のやりくりに奮闘されているようだ。
みなさん、家電の「ピーピー」という終了音にもイライラされ、子どもさんのお弁当をつくり、塾や習い事の送迎に奔走して疲れ果て、気がついたらいつのまにかソファーで寝落ちしていたとか・・・
その合間を縫って練習するには、やはりスキマ時間を利用するしかないそうである。
なんか受験生みたいだね。
すごすぎてとてもじゃないが、私は自分のお気楽な生活について話題にできなかった。
ランチ会のメニューご紹介
最後になるが、ランチ会は市内でも有名な高級イタリアンレストランだったので、お料理の写真を載せることにする。
お会計は飲み物別でお一人様4,500円。
こういうことでもないと行く機会はないので、参加してよかったと思うことにしよう。