
「スロー・ホット・ウィンド」はヘンリー・マンシーニがオリジナル
今度のアンサンブル練習会でやる曲のひとつは、オリジナルがヘンリー・マンシーニ作曲の「スロー・ホット・ウィンド」である。
私はジャズ師が弾いてくれるまでまったく聴いたことがなく、師が勝手に指定したのだ。
「まだまだ暑いから」
ってね。
そりゃいいんだけどね。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
師が模範演奏を弾いてくれたとき、私の印象は、
「やたら複雑そうなわけのわからない曲」というものだった。
コード進行はそれほど複雑ではないのにね。
今思うに、やたらテンションノートが多くて、私が苦手なチック・コリアみたいに聞こえたのだろう。
困ったなぁ、と思いながら家に帰ってこの曲のことを調べてみると、作曲はヘンリー・マンシーニとあった(師は何も言わなかった)。
あの映画音楽の大家である(それだけじゃないだろうけど)。
とにかくオリジナル版を聞き、イントロはどうしていいのかわからなかったので、それを採譜した。
オリジナルキーはBbmだが、師にもらったリードシートはAmなので、ご丁寧に移調もすませ練習してレッスンにのぞんだ。
いちおう念のため、オリジナル版を下に貼っておく。
レッスンでこの曲を弾いたら、終わるや否や、師が
「めっちゃいいやん!
そのイントロ、めっちゃかっこいいやん!!
自分で考えたん?」
まさか!!
私がこんな斬新なイントロを考えられるわけないでしょ!
「ヘンリー・マンシーニのをそのままコピーしました」
というと、師は、
「へーー!そうなん?
僕、オリジナルって聴いたことないねん」
こっちはさらにビックリである。
ではこの曲はジャズメンの誰がジャズとして有名にしたのだろう?
ディズニーの「いつか王子様が」を有名にしたのが、マイルス・デイビスのように?
イントロはオリジナルを使うべし
それから師のアイデアとして、このイントロを書き譜にして、ベーシストとユニゾンでやるように、とのことだった。
それで私は今では相棒としてかかせないソフト、ミューズスコアで譜面にしていったのだが、師はさすが芸術大学音楽学部出身。
記譜についてはうるさい(但し手書きしかできないそうだ)。
こっちには二重線をいれて、あっちには・・・などど要望が多く、やっとできあがったのが下のもの。
気難し屋のベース氏、私といっしょにユニゾンで弾いてくれるだろうか?

ヘンリー・マンシーニのベスト3
しかし今回改めて思ったのが、ヘンリー・マンシーニは偉大な作曲家ということだ。
この「スロー・ホット・ウィンド」は知名度は低いかもしれないが、スパイ映画にあいそうなミステリアスな感じでだんだん好きになった。
でも彼のベスト曲と言えばなんだろう?
1位はやっぱり、映画「ティファニーで朝食を」の「ムーン・リバー」かな?
2位はやはり「酒とバラの日々」であろう。
しかしジャズのスタンダードとして欠かせないこの曲を1位にしたい気もある。
下はヘンリー・マンシーニ自身のピアノ演奏。
もう、めちゃうまい。信じられん。
筒美京平氏もピアノを弾いたが、その何倍もうまい。
そして第3位は映画「ひまわり」のテーマ。
うぅぅ・・・泣ける(号泣)
ヘンリー・マンシーニの隠れた名曲
ここでヘンリー・マンシーニの隠れた名曲をもうひとつ。
あの人気TV1番組、「刑事コロンボ」のテーマ曲もヘンリー・マンシーニなのだ。
私がはじめてこれを見たのは中学生ぐらいだったと思うけど。
当時「うちのカミさんがね」という吹き替えの声音が日本で大ヒットしたけれど、今もときどきCSなんかで再放送を放映しているようだ。
なかなか粋なテーマソングである。
ほんとに引き出しの多い人だったんだね、ヘンリー・マンシーニって。
