
ヴォーリズについて初めて知ったこと
今月下旬は大学時代の友人たちと滋賀県に旅行に行く予定になっている。
訪れる箇所にヴォーリズ記念館というのがあるのだが、私がヴォーリズ(William Merrel Vories 1880-1964)について知っていることは、きょうに至るまで、メンソレータムで知られる近江兄弟社の創始者であることと、建築家であることぐらいだった。
たしかに建築家としては神戸女学院の建物を設計したことでよく知られているようである。
しかし今回調べるまで、同志社大学アーモスト館の設計者であることは知らなかった。
もちろんアーモスト館は私たちの在学中から歴史的建物として有名だったんだけどね。
おかしいなぁ。なんで知らんかったのかなぁ。
もっとびっくりしたのは、私たちがことあるごとに歌っていたカレッジソングの作詞者はヴォーリズだったことだった。
このカレッジソングの曲の元ネタはドイツの「ラインの守り」というもので、映画「カサブランカ」でナチスの兵士たちが高らかに歌うシーンがあり、そのせいでちょっといやだなぁ、と思ったことがあった。
でもメロディーは好きだったし、「ざいねーむ だす しぐにふぁい わん ろふてぃえいむ」の「ざい」とか「だす」とかが古風でええなぁ、と思っていた。
そしてもうひとつ、興味深いことは、ヴォーリズは、私がその深い音色に魅了されているハモンドオルガンの日本での紹介者だった、ということだ。
ピアノでハモンドオルガンの音がだせるって!?
キリスト教の宣教師として来日したヴォーリズが、生活の糧を得るために建築設計の仕事をし、メンソレータムを販売し、讃美歌を作曲し、オルガンを弾き、二刀流どころではなかったその働きぶりはまた別の機会に書くかもしれない。
きょう私が時間を費やしたのは、あのハモンドオルガンの音色がピアノでだせる、という衝撃の下記の動画についてだった。
動画の主は、ピアニストで作曲家・編曲家の菊地亮太さん。
YouTubeの紹介文によれば
「主音に2オクターブ 完全5度上でハモリ入れるとあら不思議!ピアノだけなのにハモンドオルガンが入ってるように聴こえます!
ソロとかで取り入れるととってもユニークで面白いのでぜひ!」
とある。
弾いている曲はアート・ブレイキーとジャズメッセンジャーズの演奏で知られる「モーニン」(Moanin')。
これ、ほんとにハモンドオルガンの音に聴こえるのだ!
もう信じられない!
モーニンの書き譜をつくってみた
そこで私もやってみた。
ブログに載せるために書き譜もつくった。
主音は黒本からひっぱってきたのが以下。

何回か弾いてみたが、私がやるとあまりハモンドオルガンに聞こえない。
一瞬、あっ、今の似ている!というのがあったけど・・・
コツとしては高音をごく小さい音で弾くといいのかもしれない。
またグランドピアノでやると全然違うのだろうな、たぶん。
悔しーーーい!!
さらに悔しいのが、この動画への視聴者からのコメントがみな学術的なのだ。
「平行和音という。西洋クラシックの世界では禁則であったが、ドビュッシー以降は当たり前に用いられるようになる。和音でありながらそれを意識させず新たな音色のように聞かせる効果として用いることも出来る。
ラヴェルのボレロ中盤で、ピッコロ・ホルン・チェレスタによる管弦楽とは思えない響きが現れるが、あれも代表例。」
とか
「オクターブ+5度は3倍音のドローバーにあたります。これはパーカッションに充当されるハモりで、ピアノ高音部の減衰の速さも手伝って、まさにパーカッションの音がします。」
すごいね、みなさん。
これに比べると私のブログは音楽ブログとは言えないね。
もう雑記ブログに転向します(泣)
