夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

オンライン診療を利用した:コロナ発症9日目

コロナ発症から数えて9日目

早いもので、コロナ発症から数えて9日目となった。

熱は相も変わらず、36-37.5度をいったりきたりしている。

つまりロキソニンを飲んだら数時間は36度台になる。

ところが翌朝測るとまた見事に37度台を回復している。

まったく、こんなんで回復なんかせんでええのに。

まあ、過去にはインフルエンザにもかかったことがあったし、風邪をひいて寝込んだことは数回あったと思う。

しかし、これほどまでに食欲がなく、なにも食べられないといったのは初めてだ。

コロナに罹る前は確か体重は52.5キロはあったと思う。

それが今や48キロ!

そりゃヨーグルトしか食べてないもんね。

痩せてよかったではないか、と思われる向きもあるかもしれないが、もう見た目を重視する年頃も終わったからね。

とにかくこのしんどさをなんとかしたい。

オンライン診療は高い?

先日、処方されたロキソニンは5日分だったから、もうあっというまに飲みきってしまった。

でもクリニックにまでバスにのって行く元気はまったくなかったので、「オンライン診療」を申し込む。

パソコンから希望の時間帯を選択し、先生からの電話を待つ、というやつ。

お会計は3520円。

高い?

でもウチのように遠隔地に住んでいる場合、背に腹は代えられない。

数値が好きなお医者さん

ふだんはほとんどベッドに寝ているが、電話とはいえ、さすがに居住まいを正して先生からの連絡をキッチンで待った。

電話があったのは7分遅れ。

この遅れも「なんとかしてーな」と思い、イライラする。

やっとかかってきた電話の主、つまり先生に、

「熱が下がらなくて、咳がでて、もうしんどくて・・・」

と訴えると、先生はずばり、

「しんどさのピークを10とすると、今のしんどさはいくらぐらいですか?」

うーん、数値で聞かれてもなあ、

お医者さんは数値が好きなのかなぁ。

私は

「5から6かな、いやマシな時は4ぐらいです」

とめちゃくちゃアバウトな答えで、こういう患者は困りものだろう。

とても親切な薬剤師さん

診療を終えてから、カード決済でお支払いをすます。

そのあとすぐに、薬局の女性から電話がかかってきた。

薬は宅配便で送ってくれるので、その説明だが、わかりやすいように懇切丁寧に説明してくださる。

ロキソニンだけではなく、このごろは品薄な咳止め薬も送ってくれるのだ。

そして支払いは?というと、

「こんどこちらにいらっしゃるときでいいです!」

って。

つまりツケ?

カード払いかネットバンキングならすぐに払えるのだが、後払いでいいと言われるとなんか感激してしまったよ。

いいねぇ、薬剤師さん。

私はこのとき初めて、薬剤師さんになったらよかったのに、と思った。

だって私は血をみるのがダメだから看護師さんは無理無理だけれど、薬剤師さんならひょっとして人の助けになれたかもしれないのに・・・と思ったのだ。

ま。もう遅いけどね。

 

 

行けなかった赤松林太郎氏のピアノリサイタル

赤松林太郎氏のピアノリサイタルはキャンセル

きょうは2か月以上前から予約していた赤松林太郎氏のピアノリサイタルの日であった。

まだ熱が続き、30分以上起き上がっているのが苦しい身としてはキャンセルするしかなく、キャンセル料のかからないきのうのうちに、電話でキャンセルしておいた。

電話に出られた「芦屋クラシカ」のかたは、予約を受け付けてくださったかたと同じかただと思うのだが、とてもとても感じのよいかたなのだ。

「ご病気でいらっしゃるのに、わざわざお電話をいただいて、恐縮です。ありがとうございます。どうぞ、ごゆっくりお休みください。またの機会にはぜひ・・・」

といった調子で、どこぞの歯医者の受付嬢とはエラい違いである。

赤松林太郎氏のシンフォニア1番

赤松林太郎氏は、ピティナではおなじみの方であると思うし、バッハに関する演奏動画もたくさんアップしていらっしゃる。

私は一昨年、シンフォニアの1番を弾いた時、そのメリハリの利いた演奏に感動し、何回も聴かせていただいた。

いや、マネをするところまではいかないので、雰囲気を取り入れる、いわばイメージトレーニングである。

www.youtube.com

「芦屋クラシカ」という会員制のクラシックサロン

その赤松氏のリサイタルが「芦屋クラシカ」であるのを知ったのは、ほんの偶然だった。

だいたいそれまで私は「芦屋クラシカ」という会員制のクラシックサロンの存在を知らなかったのだ。

付近にいる芦屋市民にも聞いて見たが、誰一人知らない。

ということは、ちょっと謎めいた存在らしいのだ。

まず、ネットをぐぐっても、「芦屋クラシカ ただいま会員募集中!」といったのも見たことがない。

またネットの、たとえばブログ記事にも、

「ワタクシは、芦屋クラシカという会員制クラシックサロンのメンバーですが・・・」

というのも見たことがない。

わかったことは、江崎グリコの会長氏が私財を投じて設立された、すばらしく雰囲気のよいサロンらしいこと。

そして土日のコンサートには、会員でなくても聴きに行けること、だった。

つまりはローターリークラブのような存在かな?

そしてそこに、平日顔パスで出入りできるのは、ホンマモノの金持ち芦屋市民なのだろう。

ウチとは違うのだ。

お金持ちには縁がない

私が一も二もなく、ここで開かれる赤松氏のリサイタルに予約したのは、正直いうと、赤松氏のピアノが聞きたいと言うよりも、豪勢なサロン、そこに置かれているピアノという楽器に興味があったからである。

氏のピアノ演奏ははっきりいって二の次だったのだ。

だから神様にはその意図を見抜かれ、コロナに罹って行けなくされたのではあるまいか?

だって~~

ホンマもののお金持ちが集まるコンサートって、どんなものか興味があったのだ。

ベルサイユとかトリアノン的な装飾が施されているのか?

もちろん、そこへ行くからには私も一張羅の服と靴を用意したのだけれどね。

残念ながら、お金持ちには縁がない現実を突きつけられたかのようである。

 

演奏動画のコメントにスペイン語で返信するためには?

YouTubeの演奏動画にコメントがきた

このブログをはじめてから約1年ぐらいは、いただいたコメントにもお返事を書いていた。

ところがいつからか、そのお返事の書き方にあーでもない、こーでもない、と悩むようになり、コメント欄を閉じるようになった。

それほどたくさんのコメントをいただいているわけでもないのに、である。

これからするといかに私のキャパ量が低いか、ということがよくわかる。

しかしYouTube演奏動画については、コメント欄を放置していた。

どこをどういじればわからないし、演奏動画にはめったにコメントがこないからだ。

パスピエの演奏動画にきたコメントはスペイン語

ところが2.3日前、グーグルさんが私のメールアドレスに、

パスピエの動画にコメントがはいってまっせ~」

と知らせてくれた。

読むと、コメントをくれた人はスペイン語話者であった。

ところで、なにもスペイン語コメントがきたからといって、何もスペインや南米にお住まいとは限らないだろう。

神戸市東部の食品工場には、南米から出稼ぎにきていらっしゃるかたも多いのである。

そのコメントとは、

「La estoy empezando a practicar y si tiene su grado de dificultad, felicidades a la muchacha」

であった。

批判コメではないらしいことはわかった

スペイン語とフランス語はよく似ている、と言われる。

フランス語ネイティブの夫ちゃんも、

「1か月勉強すれば、ふつうに話せるようになる」

と豪語している。

しかし、このコメントのなかで私が想像できるのは、practicar dificultad felicidadesぐらいである。

でもfelicidadesがあったので、批判コメでないことは想像がつく。

よかった~

全体としては何をいっているかわからないので、自動翻訳機にかけてみると、

「私は練習を始めているが、もし難易度が高いのであれば、おめでとうと言いたい。」

と訳してくれた。

あ、そうなのか? そうなんでしょうね?

このかたもピアノ学習者らしいのだ。

すべて抹殺したい過去のクラシック演奏動画

ところで私は過去の演奏動画については、ジャズ・ポピュラーについては聞き返すこともあるが、クラシックにいたってはゼロである。

というのはやっとここで私の耳が育ってきたのか、私のクラシック演奏動画は聞くに堪えない、ということがわかってきたのである。

もちろん、アップしたときは、

「よしよし、ようがんばった」

ぐらいの気持ちだったんだけどね。

いまは明治時代の廃仏毀釈運動の気持ちもよくわかり、暗黒過去はすべて抹殺したい気持ちである。

だが、過去の自分とむきあう勇気ももたねばならない。

せっかくスペイン語のコメントをくださったピアノ学習者さんにも、お礼のひとことぐらいは書きたい。

それもこれも、コロナに完治してからにしようっと!

 

 

コロナ山を下りながらつらつら思うこと

2023年芦屋川開森橋より

熱は下がったが

やっと平熱の35.9度に到達した。

喉の痛みもほとんど消え、冷たい飲み物ならさらっと飲み下すことができる。

しかし以前として、声は出ない。

夫ちゃんに頼みたいことがあれば、メモ用紙に書いたものを渡している。

彼は時々、

「もう元気になった?」「気分はどう?」

と声を掛けてくれるが、私はそのたびに「わからない」という意味で首を振ったり、クエスチョンマークを描いたりしている。

完治するまでにはあと何日かかるのだろう?

もし働いていたら、熱が下がったら仕事に行かなければならないのだろうな。

いや、大変だな。

すでにリタイア組なのが、不幸中の幸いかもしれない。

街では桜が満開だろうと想像するが、やっぱり無理をして外出する気にもなれない。

もう今年の桜は、諦めたほうがいいだろう。

悔しいので、昨年撮った芦屋川開森橋から見る桜を貼って、慰めとする。

コロナにうつる人とうつらない人

クリニックの看護師さんは、

「やっぱりピアノ教室でうつったんですよね」

と言っていたが、どうにも釈然としない。

だって同じ空間にいたのは1時間だけで、両者の距離は2-3メートル離れている。

それでも私はお土産をもらってきてしまったのか?

一方、家では私はまったく隔離されていない。

夫ちゃんがコロナ陰謀論なので、まったく気にしていないからである。

したがって彼は私がゴホゴホ咳をしている横で平気で(?)寝ている。

一昨日は「イビキがひどくて寝られなかった」と苦情を言われたけれど。

このつまり、私のように1時間コロナに罹った人と同室にいただけで、コロナをもらってしまう人と、夫ちゃんのように24時間、コロナ患者と接触していても、ピンピンしている人がいる、というのはどういうことなのだろう?

歴然として存在する個人差

要するにこれは個人差である。

つまりクラシックピアノにしたって、1年間訓練しただけで流暢に弾ける人と、私のように半世紀弾いていても、目に見えて上達しない人がいる。

しかし私は、自分を慰めるわけではないが、巷に流れている軽い音楽なら、数回聞いただけでアレンジして弾ける。

そのアレンジも変えられる。

これは誰にも習っていない。

子どものときからの遊びのひとつだったからだ。

今の師に習うようになってから、コピー(採譜)するのをやめ、全部自分で即興演奏するようになってから、各段に即興演奏が愉しくなってきた。

やっぱり私には、クラシックピアノより、ジャズピアノ・ポピュラーピアノのほうが向いているのだなぁ、と布団のなかであれこれ思った次第である。

尚、ポピュラーピアニストのなかには、クラシック寄りで即興演奏=アドリブが弾けないひとは多い。

しかしジャズピアニストはジャズでも、ポピュラーでも自在に弾く。

ただし、彼らに#や♭のついた譜面を見せると、

「アタマ痛くなる」

といって逃げ出しそうになる。

リハビリ1日目のピアノは楽しくない

きょうはリハビリの一歩として、ハノンの1-5番を弾いた。

当然、まったく楽しくない。

続いてフランス組曲2番アルマンドも弾いた。

守るべき法律のことばかりが気になり、これもまったく楽しくなかった。

ここで30分経過したので、ピアノは終わり。

ブログも30分経過したので、またあしたにしよう。

 

 

コロナ山の山頂は平地だった~発症5日目記録

東おたふく山山頂より芦屋市・神戸市街を望む

山頂に達しても平原を歩かねばならない

ウチから徒歩圏内に東おたふく山登山口というところがある。

そこから1時間ほどは、小学生の遠足でも登れる楽さで、山頂に到達し、山頂はススキの平原だ、とあるかたから聞いた。

それで私と夫ちゃんは気軽に出かけたのだが、たぶん道を間違えたのだろう。

岩だらけの道で、エラい難儀をした。

しかし山頂は、まさしくススキの平原だった。

今回のコロナも似たようなものだと思う。

山を登るまでは大変キツく、ようやく山頂らしきものが見えていくぶんほっとしたか。

しかし下山するまで、この平原をまた歩かなければならないのだ。

それと一緒で私の熱も37度を超えることなく、36.8とか36.9をいったりきたりしている。

ヨーグルトと氷片で生きている

食べ物は相変わらず、ヨーグルトしか食べていない。

ああ、アイスクリームのほうがいいな。

あしたネットスーパーに注文してもってきてもらおうっと。

水分は製氷機のなかに手を突っ込み、1個ずつ口に含むだけである。

これがいちばん不思議だ。

私はふだんから冷たいものを好まず、ヨーグルトもそれほど好きではない(アイスクリームは別)。

たぶん平熱は36度を切る低体温症も影響しているのではないだろうか。

それなのに、コロナに罹ってから、熱いものの摂取は考えられない。

あれほど好きな、熱いほうじ茶も欲しいとは思わない。

熱いものを口にすると、喉が焼けただれそうな気がする。

コロナ最盛期のときは、カップ麺などが支給されたそうだが、患者さんは本当にそんなものが食べられたのだろうか?

本当にこたえたコロナ騒ぎ

横になっていると、いろいろなことを考える(ふだんから、しようもないことはよく考える)。

今回のコロナ騒ぎは本当にこたえた。

こたえる」が関西弁かもしれないと思ってちょっと調べたが、やっぱりそうらしい。

標準語では、こたえるは、応えるか堪えるらしいが、私の言いたいのはそうではない。

今まで軽視していた事柄から、大きな損害を受け、自分の挙動の浅はかさが身に沁みる、といったことなのだ。

(例文)

大谷さん、通訳さんのことでは、さすがにこたえはったんちゃう?

もうこれからは、

咳をしている人がいたら、大急ぎで逃げよう。

相手が風邪気味だと言ったら、素早くマスクを装着しよう。

ピアノ弾けないきょうで2日目

ピアノ弾けない日もきょうで2日目になる。

あしたはどうなるのか?

せめて明日はブログが書けるのだったら、ブログは休んでピアノにしよう。

だって、ピアノの記録としてブログをはじめたのに、ピアノを弾かないでブログを書いていたのなら本末転倒ではないか、と思うからだ。