夢でささやくピアノ

死ぬまでにあれも弾きたい、これも歌いたい!

大人のクラシックピアノ発表会のコスパを考えた

クラシックピアノ発表会の見学

きょうは私が習っているクラシックピアノの先生が主宰する、大人のクラシックピアノ発表会を見学にでかけた。

私は出ない。

去年と同じく。

去年は違う先生に習っていたし、今年はこの先生のお教室の発表会に出たい!という気にならなかったのだ。

でも先生からは再三、

「お時間があればぜひ聞きにいらしてください」

と言われていたので、Noをいうのが不得意な私は「やはり行った方がいいのでは?」と数日前から悩んでいた。

「せっかくですが行けません」というより、いやいやでもいったほうが私にはラクなのだ。

あぁ、なんかヘンだ!と思いつつ、自分に口実を見つけた。

それは他の生徒さんが一生懸命クラシックピアノに取り組んでいる姿を見たら、私にもよい刺激になるかもしれない、と考えたからである。

なので出かけた。

だってきょうは久しぶりに晴れだし!

芦屋川から山を臨む

3分弾いても20分弾いても同じ参加費

会場についてからしみじみとパンフレットを眺める。

プログラムの構成は4部に分かれていて、さっと見ただけで、第1部は初級~中級、第2部は中上級、第3部は上級、第4部は全員音大卒でピアノ講師の特級だということがわかる。

そしてこれは先生がウリにしていることなのだが、ここの発表会は、一人で何分弾いても同料金なのだ。

例えば1部でショパンのワルツを弾いた人がいた。

所要時間約3分。

そして第4部で、ショパン ピアノソナタ第3番ロ短調作品58を弾いた人の所要時間は27分。

なのに13,000円という同料金。

これは私が初参加したときの2年前と変わっていないらしい。

あのときも、

「ウチの発表会はたくさん弾いたほうがおトクですから、数曲弾いてください」

と言われた。

そのときは「へぇ~ そうなんだ」と思ったが、今にして思えばちょっとなんだかなぁ、である。

私だってホールのピアノ(ヤマハS6X:約750万円)で20分以上弾きたい。

しかしそんな大曲を弾こうと思えば、発表会の1年前から毎日、毎日、その曲をさらわなければならない。

いやだなぁ、そんなの。

そこまで時間と根気を投入したいと思うクラシック曲が思い浮かばない。

 

ホールの使用料が参加費を押し上げている?

同時に参加料金が13000円というのはちょっと割高かなぁという気がした。

たとえばジャズピアノの昨年の発表会参加費は11000円だった。

プロのベーシスト、ドラマーの人件費込みでである。

でもクラシックピアノの発表会では、生徒がソロで弾くだけで、プロがアシストするといった場面はない。

とすると、参加費を押し上げているのはホールの利用料金なんだろうか?

でもきょうのホールも収容人数は100名ほどだし、パイプ椅子だし、まったく豪華とはいえない。

いちおう待合コーナーがあって、モニターで現在の演奏の様子がわかるようになっているけど。

 

 

でもこんなせこいことを考えているのは私だけだろう、多分。

きょう参加して熱演された生徒さんたちは、この日を目指して日々鍛錬し、そして成果をあげた充実感でいっぱいのはずだ。

うーん、これからクラシックピアノはどうしようか。

またまた考えてしまうのだった。

 

 

 

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発音を気にしすぎると何も歌えなくなる・・・だけど気になる

ステイシー・ケント(Stacy Kent)

ステイシー・ケントという個性的な声のジャズボーカリスト

ステイシー・ケントというアメリカ人ジャズボーカリストがいる。

声はちょっと変わっていて、でも多くの方は、その声質が「可愛い」「キュート」「アンニュイな感じがいい」と感じているようだ。

でも私は最初、その独特な声にあまり慣れなかった。

しかし聞いているとだんだん慣れるようになった。

それに朗々と歌い上げるタイプではないので、私にはお手本として向いているかもしれないと思いつつ、YouTubeのライブなんかもときどき見るようになった。

しかし歌はさておき、きれいなかたである。

そしてベリーショートがよく似合う。

これほどベリーショートが似合う人もそうそういないのでは?

もともと頭のカタチがいいのか、それにセンスがよいのか、あのベリーショートでもちろんジーンズが似合うし、それでいてロングドレスもよくお似合いなのだ。

こういうひとってめったにいないと思う。

だって最近の女優さんとか歌手はみな、セミロングかロングでしょ?

 

ステイシー・ケントが歌う「Que reste-t-il nos amours?」

さらに私が彼女をマネしたいと思う理由は、彼女が母国語である英語だけでなく、フランス語・ポルトガル語でも歌っていることである。

私はポルトガル語はさっぱりだが、長年勉強してきたフランス語ぐらいはここで有効活用したい。

そこで手始めに、彼女が歌っている、元歌はシャルル・トルネの「Que reste-t-il nos amours?」(残されし恋には)から練習することにした。

これには英語版もあって「I wish you love」というタイトルになって、多くのジャズボーカリストが歌っているが、まあそれは後回しにして、とにかくステイシー・ケントの「残されし恋には」から聞いてみよう。

 

www.youtube.com

 

ステイシー・ケントのフランス語発音は完璧か?

うーん、何とも力の抜けたいい感じ。

歌の大意は、

「僕たちの恋には何が残されているというのだろう。

一枚の写真、古い写真、僕の若かりし頃

巡ってきた4月、重ねた逢瀬

想い出が僕につきまとう」

という失った恋の日々を懐かしむものだが、嘆き悲しむ情景ではなく、淡々としているから、それにふさわしい声と歌い方ではないだろうか?

それにフランス語の発音!

完璧ちゃう?!!

とは思うが、念のためネイティブである夫ちゃんに聞いてみることにしよう。

ところがである。

どうやら私は聞く相手をまちがったらしいのだ。

彼はやたら細かく、とくにフランス語の発音に関してはうるさいのなんのって。

それにふだんから軽音楽は聴きなれていない。

案の定、ステイシー・ケントのフランス語に、

「まあまあだけど、なんか違う」

とケチをつけるのだ。

「そんなこと言わないで、どこが違うのか、言ってよ!」

と言ったら、

「そしたら最初から聞きなおして、ここがどうだ、あそこがどうだ、と言わなくちゃいけない、そんなの面倒くさい」

というのだ。

まったくもう!

 

日本人シンガーの日本語も?なことがある

しかし私ははたと思いついた。

日本人シンガーの歌い方だって、昔気質の日本人から聞くとちょっと違和感を感じるのではないか?

たとえば桑田佳祐さん。

洋楽のリズムに載せようとしているせいか、タ行の発音がそもそもの日本語発音ちょっと違うような気がする。

平原綾香さんの「教えてくれる」の「し」も「shi」に聞こえる。

だからそもそも、歌う時の発音と話すときの発音は同一ではないのでは?

そうだ、そう思うことにした。

それなら、あまり発音を気にしすぎる必要はないかも?

だから今のところ、ステイシー・ケントのフランス語をお手本にして、まずその通りに歌えるようにしよう。

さあ、練習!

 

 

 

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【演奏動画】あの「That's All」が歌えるようになった

ナット・キング・コール

「That's All」を初めて聞いた高田馬場の「イントロ」

私が初めて黒本2にもとりあげられているスタンダードナンバーの「That's All」を知ったのは、昨年12月に高田馬場のジャズバー「イントロ」のセッションに飛び入りしたときのことである。

このブログにも書いたが、なんとそこでは超満員。

聞き専の外国人観光客らが座席を占拠し、プレーヤーは全員立ち見という有様であった。

そこで私のすぐ横にいた男性が、私のあとで「That's All」を歌ったのだが、そのうまさと魅力的なステージに圧倒されてしまった。

そのときは曲名もわからず、「たしかあのひとはThat's all って何回も繰り返していたよなぁ」と思いながら検索したら、なんと私の好きなナット・キング・コールの持ち歌だったのだ!

うーむ、それを知らなかったとは!

それからずっと歌いたいなぁとは思っていたのだが、私にはまだ無理だろうと思い伸ばし伸ばしにしていた。

でも練習しはじめてみると、「あれ、意外に歌えるかも?」と思ったからどこまで私は能天気なのだろう。

 

ナット・キング・コールによる「That's all」

 私に歌えないかもと思ったのは、ちょっとこの曲は男性目線っぽいと思ったから、というのもある。

歌詞は↓に意訳を書いたが、これってまるで、金も力もない男性が、「僕には何もないけれど、愛だけはあるよ!」と恋人にプロポーズしているようなものではないか!(最近は収入が少ないと結婚できないようで、ちょっと時代遅れかも?)。

僕が君にしてあげられることは永遠に君を愛することだけ

それから、君が呼べばいつでもそばにいるとことを約束する

そして僕の心は君だけに、ただ君だけに

それがすべて、それがすべて

 

僕が君にしてあげられることといえば春には田舎を歩き

木の葉が落ちるころには手をつなぎ

燃える炎の愛で冬の夜を暖めること

それがすべて、それがすべて

 

きっと君に「世界をあげるから」と

調子よく言い寄る男たちがいるだろう

でも僕が持っているのは、君を抱きしめるこの両腕と

時間が経っても壊れることのない愛だけ

もし君が、その代わりに何を求められるのかしら?”と心配するなら

安心してほしい

僕が欲しい物はささやかなものだから

君が愛しているのは、僕って言ってほしい

今もこれからもずっとそれがすべて、それがすべて

 

それではナット・キング・コールの甘いビロードのような声をお聞きください。

 

www.youtube.com

ロマンチックな写真とともに、私の「That's All」

でもこの歌って歌っていて楽しい。

ほんわかと明るい気持ちにさせてくれる。

演歌と違って。

だから私はこの時代、つまり20世紀前半に主にアメリカで作られた歌が大好きなのだ。

ピアノは師に弾いてもらった。

私はこんなにステキに弾けない。

スタジオにスマホスタンドがないので、ボイスメモに音だけ録音した。

それをClipchampに取り込み、歌に合いそうな写真を付け加える。

本当は自分で撮った写真があればいいのだけれど、ロマンチックな写真は一枚もないので、Wall papers.com という無料サイトから花に関する写真を選んだ。

この作業が一番楽しかった。

これからはもっと歌にあった写真を撮るようにしなくては!

それではよろしければお聴きください、「That’s All」。

 

youtu.be    

 

 

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映画「ベスト・フレンズ・ウェディング」で歌われたバカラックの「小さな願い」

1997年の米映画「ベスト・フレンズ・ウェディング」(My Best Friend's Wedding)

「ベスト・フレンズ・ウェディング」という映画

先日、バート・バカラックについての記事を書いた時に、彼の曲で特に気に入っている曲のことを書くのを忘れていたことに気づいた。

そしてその曲、「小さな願い」(I say a little prayer) は、私の記憶の中では、使用されている映画とセットになっている。

映画のタイトルは「ベスト・フレンズ・ウェディング」。

主演はジュリア・ロバーツだから、結構ヒットしたのかもしれない。

内容は、ジュリア・ロバーツが演じるジュリアンが、元恋人だったマイケルの結婚を阻止しようと奮闘する恋愛ドタバタ劇で、わざわざもう1回みようとは思わない。

しかし「小さな願い」が使用された2つのシーンが秀逸なため、この曲を聴くにはわざわざYouTubeでこれらのシーンを検索し、もう何度見たことか。

そのたびごとに、ほっこりといい気分にさせられる。

なんとなくブルーなときの対処法として最適なのだ。

 

ミュージカル仕立ての「小さな願い」

まず第一に、ジュリアンがゲイの友人ジョージとともに、元恋人のマイケルのランチ会に出席する場面。

このジョージが突然、

The moment I wake up, before I put on my make-up

(起きて、メークアップをする前に)

と歌いだすと、上品なマダムが、

I say a little prayer for you!

(短いお祈りを唱えるの)

と歌う。

マイケルは続けて、いかにもゲイらしい手つきで、

While combing my hair now, and wonder what dress to wear now

(髪をとかし、どのドレスを着ようかしらと思っているとき)

と歌うが、これに続くのは、二人の女の子の

I say a little prayer for you!

(短いお祈りを唱えるの)

ここからどんどん老若男女に歌が拡がっていく。

みんな笑顔がすばらしい。

思いがひとつになって歌うってすばらしい、と思わせられる場面なのだ!

 

www.youtube.com

 

ゲイの友人、ジョージが贈る最高の慰め

もうひとつの場面は、元恋人の結婚式が終わったあとのパーティー。

いいようのない寂しさに襲われてひとりでいるジュリアンのところに電話がかかってくる。

電話の主は同じパーティー会場で離れたテーブルにいたゲイの友人、ジョージだった。

以下、ジョージの慰め(?)のスピーチ。

 

Has God heard your little prayer?

Will Cinderella dance again? And then... suddenly, the crowds part.

And there he is, sleek, stylish, radiant with charisma.

Bizarrely, he's on the telephone. But then, so are you.

And he comes towards you... the moves of a jungle cat.

And although you, quite correctly, sense that he is... gay, like most devastating handsome single men of his age are.

You think, what the hell, life goes on.

Maybe there won't be marriage, maybe there won't be sex, but, by God, there'll be dancing.

 

神様はあなたのささやかな祈りを聞いてくれただろうか?

シンデレラは再び踊ってくれるだろうか?そして……突然、人だかりが割れる。

そこに彼が立っている。洗練され、スタイリッシュで、カリスマ性に満ち溢れている。奇妙なことに、彼は電話中だ。でも、あなたもそうだろう。

そして彼はあなたの方へと近づいてくる……

まるでジャングルの猫のような動きで。

あなたにはわかる。

彼が同世代の、息をのむほどハンサムな独身男性たちの多くがそうであるように、彼も……ゲイだと。

それでも、「まあいいや、人生は続くんだ」とあなたは思う。

結婚はないかもしれないし、セックスもないかもしれない。

でも、神に誓って、ダンスはあるはずだ。

 

踊りながらニコニコ顔にもどるジュリアン。

ハッピーエンドではなかったけれど、彼女にはジョージという友人がいる(ゲイだけど)。

だからとりあえずはこの瞬間を、踊って楽しもうよ!

 

ソウルっぽい「小さな願い」

ここで使われる「I say a little prayer」はソウルっぽい雰囲気で、これがまたいい。

ボーカルはフィリップ・イングラム(Phillipe Ingram)というかたで、今回初めてわかって大満足!

www.youtube.com

 

 

 

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優しくて喧嘩しない夫なら人間よりAIのほうがいいかって?

「32歳の日本人女性はAIと正式に結婚したのか?」TF1の記事より

日本社会は「共生」とは違う方向に進んでいるかも?

きょうのフランス語レッスンのお題は「Le vivre-ensemble」(ル ヴィーヴル アンサンブル)。

私は最初、vivre は「生きる」でensemble は「共に」だから、「共に生きる」でいいのではないかと思っていた。

しかしこれはまんなかにハイフォンがあってただ一語句。

あえて訳せば「共生」ということで、異なる背景や価値観を持つ人々が、社会や地域社会の中で調和を保ちながら共に生きることを意味する概念らしい。

ムッシュー先生によれば、フランスでは「共生」を大事にしようとする価値観が優勢を占めているが、日本では事情が異なり、他人と共に生きるより、ロボットやAIを相手に生きたいという傾向が生まれてきているのでは、という説。

うーん、なにやらややこしいことになってきた。

ムッシュー先生はこの説のエビデンスとして、NHKの「所さん、事件ですよ! AIがダーリンじゃダメですか?」という番組を持ち出してきた。

これは今年6月に放映されたものらしいが、私は見ていない。

というより、あまりこのシリーズは見たことがないのだ。

 

「所さん、事件ですよ! AIがダーリンじゃダメですか?」

先生に録画されているものをちょっと見せてもらった。

番組の前半では、いろいろな条件付きで結婚したカップルを紹介していたようだ。

例えば「別居結婚」「一切料理はしない」「物理的なふれあいは一切なし」とか。

先生は「うへぇ~~」と否定的な面持ちで観ていたが、私はこれはそれほど悪くないんじゃないかな、という気がしていた。

例えばうちでは、「家の中の仕事は私」「家の外(庭)の仕事は夫ちゃん」と、ばっくりとしたカテゴリー分けしかしていなかったが、最初から事細かにいろいろ決めていたら、口論も少なくてすんだのでは?と思うからである。

 

優しくて誠実なAIと結婚した日本人女性

ところが次にでてきた例には、私も恐れ入った。

32歳の日本人女性が「リュヌ・クラウス」と名付たAIと恋に落ち、chat GPT上で結婚したそうである。

彼女がAIと結婚した理由は、彼が優しくて喧嘩しないから。

彼女がつくりあげた「クラウスさんという夫」のプロフィールは誠実で優しくて、職業は公務員だそうだ。

また自分自身の体験として、両親が離婚していることから、人間同士の結婚はリスクだと感じだそうである。

このエピソードはフランスのメディアでもとりあげられている。

www.tf1info.fr

 

先生はこの話に全否定的で、「気持ち悪いのなんのって!」と身をくねらせていた。

そのポーズがあまりに傑作だったので、できれば写真にとりたかったよ!

 

人間関係にもテンションはたまに必要?

で、当然これについてどう思うか、とたずねられたのだが、うまく答えられなかった。

まず第一にどうしてそこまでして結婚したいのかがわからなかったから。

それとただ優しくて喧嘩しない夫なら、満足できるのかどうか疑問だったから。

ちょっと音楽に例えてみよう。

Cのコード、ド・ミ・ソ・シ は安定していてどこにも行き場のない感じである。

しかしこれだけでは退屈である。

9度(レ)、11度(ファ)、13度(ラ)のそれぞれフラットやシャープを加えてこそ、深みのある豊かな音になるのでは?

これらはテンションノートといい、いわゆる緊張である。

だから人間関係にもある程度の緊張とか、スリルとかがないとマンネリ➡退屈に陥ってしまうのではないか、と思うのだが、どうだろう?

 

 

 

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