夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

本と映画

ロンドンへ行ってマーマレードが食べたくなる映画「パディントン」

2014年の英仏合作映画「パディントン」(原題:Paddington) 「プーさん」と「パディントン」の違い 大人も楽しめるファミリー映画「パディントン」 イギリス出身の俳優さんがイギリスらしさを倍増 ロンドンでマーマレードのサンドウィッチが食べたい 「プー…

何を弾くかと何を着るかは似ているかもしれない

2012年のフランス映画「タイピスト!」(原題:Populaire) コロナで寝ながら思いついたこと クラシックピアノの選曲と何を着るかの相似性 本当は50年代のファッションが大好き! 自分の技術力にみあったピアノ曲を コロナで寝ながら思いついたこと コロナで…

すき焼き奉行をしながら寅さんをみる

1976年の映画「男はつらいよ寅次郎夕焼け小焼け」 ご近所さんから牛肉をいただく 私がすき焼き奉行に就任する 男はつらいよ寅次郎夕焼け小焼け 出演者の多くはみな故人となってしまった ご近所さんから牛肉をいただく ウチの近所に、その分野では世界的に有…

それでも私のメリー・ポピンズ愛は変わらない

私の「メリー・ポピンズ」コレクション 映画「メリー・ポピンズ」の年齢レーティング引き上げ 映画「メリー・ポピンズ」の"差別的な表現 " 原作者のPLトラヴァースに差別意識なし? 憧れたジュリー・アンドリュースの美声 ツン読の原書を読む決意 映画「メリ…

正義は勝つ!を実感した映画「フィラデルフィア」

1993年のアメリカ映画「フィラデルフィア」 トム・ハンクスとデンゼル・ワシントンの夢の共演 映画「フィラデルフィア」のあらすじと予告編 30年前のエイズと同性愛事情 マリカ・カラスが歌う「アンドレア・シェニエ」の「母は死んだ」 トム・ハンクスとデン…

クラシック以外の音楽は邪道かを問われた映画

2006年のドイツ映画「4分間のピアニスト」(原題:Vier Minuten) クラシックとその他の音楽は相反するか? 疑問に答えるドイツ映画「4分間のピアニスト」 ニグロの音楽はどうして禁止なのか? ハンナが選んだ自分の音楽 クラシックとその他の音楽は相反する…

発表会は19世紀貴族の気分で「舞踏への勧誘」

映画「うたかたの恋」より:オマー・シャリフとカトリーヌ・ドヌーブ 9月の発表会の準備は今から ハウス食品カレーCM「舞踏への勧誘」 最近この曲は人気がないらしい 19世紀貴族の舞踏会を夢で体験したい 9月の発表会の準備は今から 現在クラシックピアノの…

ミステリー小説が楽しめなくなったのはなぜかを考えた

「死のドレスを花婿に」(原題:La robe de marié) ミステリーにあまり興味が持てなくなった グロテスクで残酷なものには耐えられない 忘れたり、失くしたりするのはサイコ野郎の仕業 ミステリーを読みすぎると先が読める ミステリーにあまり興味が持てなく…

映画「8月の家族たち」は特級の激辛ホームコメディ

2013年のアメリカ映画「8月の家族」(原題:August : Osage County) 橋田寿賀子の辛口ホームドラマをもっと激辛にしたら 2013年のアメリカ映画「8月の家族たち」をネットで調べると、ブラック・コメディ映画だと紹介されている。 コメディがつくからには、…

映画「クイック&デッド」にみる少年のようなディカプリオ

1995年の日米合作映画「クィック&デッド」(The quick and the dead) 美少年には特別興味はないが 筋は設定は簡単でも、役者揃い ディカプリオの演技が光るキッドの最後 年齢とともに変化するディカプリオの風貌 美少年には特別興味はないが 私は美少年とい…

初めてみた「七人の侍」で泣いた、笑った、感動した!

1954年の日本映画「七人の侍」 アメリカ人が拍手を送った「七人の侍」 三船敏郎さんを誤解していた 懐かしい役者さんたちが勢ぞろいしていた「七人の侍」 女性の生き方、せりふもかっこよかった アメリカ人が拍手を送った「七人の侍」 先日、やっとやっと、…

「世界の」がつく有名人が亡くなった:小澤征爾さん死去

オーディオブック化された小澤征爾さんの「ボクの音楽武者修行」 「世界の」がつく有名人は誰? 私の知る限り、「世界の」がつく有名人はそれほど多くない。 世界のミフネ:三船敏郎 世界のクロサワ:黒澤明 そして世界のオザワ:小澤征爾 この最後の「世界…

映画「コーダあいのうた」と「エール!」の米仏音楽対決

フランス映画「エール!」の英語リメイク版「コーダあいのうた」 「エール!」と「コーダあいのうた」の音楽に焦点 さわやかな「You'are all I need to get by」 ミッシェル・サルドゥーの「Je vais t'aimer」の情熱 サルドゥーの「Je vole」(飛び立つ私)…

料理好きのグルメならオススメのフランス映画「デリシュ!」

2021年のベルギー・フランス合作映画「デリシュ!」(Délicieux) 配信でみることができるおいしい映画「デリシュ!」 映画「デリシュ!」のあらすじと予告編 歴史ロマンとしてはつっこみどころ満載 とりあえずフランス革命万歳! 配信でみることができるお…

「ジャズスタンダード大辞典A~Z」を探し求めて

スタンダード・ジャズのすべて 大辞典 小川隆夫著 全音楽譜出版社 わがジャズ師が現在挑戦していること 「スタンダード・ジャズのすべて大辞典」が図書館にあった 「スタンダード・ジャズのすべて大辞典」はジャズ百科 著者の小川隆夫氏について わがジャズ…

映画「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン」で思い出した音楽

2007年の日本映画「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン」 リリー・フランキーさんの自伝であることは知っていたが 三池炭鉱と炭坑節の思い出 ザ・ピーナッツの「キサス・キサス」が聞けた! 結局、これはどんな映画かというと リリー・フランキーさん…

小津映画「お早よう」からバッハの対位法を連想する

1959年の小津安二郎監督作品「お早う」 お正月は松竹の小津映画「お早よう」で 昭和も今も変わらぬ人間関係のいろいろ バッハの対位法のようにキチっときまる伏線 きら星のごとくの俳優陣 お正月は松竹の小津映画「お早よう」で 明けましておめでとうござい…

私たちには残念な映画を観て疲れ果てた週末

2016年の映画「シン・ゴジラ」と2011年のアニメ映画「星を追う子ども」 私たちには残念な映画が続いた週末 「シン・ゴジラ」のせりふは何とかならなかったのか? 「星を追う子ども」はワースト1 映画館に行く勇気がない 私たちには残念な映画が続いた週末 …

松田聖子が未来のジャズファンを増やしてくれるのか

青柳いづみ子氏は松田聖子のファンなんだって 松田聖子がジャズを歌っているとは知らなかった アイドルからの変身には脱帽する 「追憶」の松田聖子 VS バーバラ・ストライサンド 青柳いづみ子氏は松田聖子のファンなんだって きのうから青柳いづみこ氏の著作…

指の「さかだち体操」の意味をフランス人に教えてもらう情けなさ

「ピアニストは指先で考える」(青柳いづみこ著)中央公論新社 青柳いづみこ氏「ピアニストは指先で考える」 指がさかだちすることってあるのか? 「さかだちをする」のフランス語を聞いたのがはじまり YouTubeにのせてほしい「さかだち体操」 青柳いづみこ…

アル・パチーノの「カリートの道」には人生のすべてがある

1993年のアメリカ映画「カリートの道」(Carlito's way) アル・パチーノとショーン・ペンの名演技 「カリートの道」予告編とあらすじ こんな弁護士っているのか? 嘘からでた真の愛 エンディングの「You are so beautiful」で涙腺崩壊 アル・パチーノとショー…

「マイ・フェア・レディー」から生まれた映画「舞妓はレディー」

2014年の日本映画「舞妓はレディー」 舞妓とレディーの切り離せない関係 京ことばではなく業界用語だと思うのだが 俳優さんたちはみな素晴らしい すばらしいミュージカル映画を観たい! 舞妓とレディーの切り離せない関係 この映画を観終わった後(長すぎて…

山下洋輔さんはベートーヴェンに完敗したのか

山下洋輔さんのエッセーの面白さに圧倒された 「ジャン・クリストフ」はなぜ読まれなくなったか 母が反発したロマン・ロランの名言 山下洋輔さんの天からの逆襲 山下洋輔さんのエッセーの面白さに圧倒された 先日、記事を書いているうちに、山下洋輔さんのこ…

音楽とフランス語学習の視点でみる映画「おくりびと」

2008年の日本映画「おくりびと」 映画「おくりびと」がやっと観られるようになった 音楽の夢を諦めたチェリストが主人公 映画「おくりびと」で出てくるクラシック音楽 フランス語学習者のためのおまけ 映画「おくりびと」がやっと観られるようになった 2008…

新作「首」公開前に北野武監督のピアノの腕前を思う

AI美空ひばりの歌に涙ぐむ北野武氏 フランス人男性に大人気の北野武監督 ピアノを弾く北野武氏 北野武監督の新作「首」公開を前にして AI美空ひばりの歌に涙ぐむ北野武氏 先日、AI美空ひばりが歌う「あれから」を聴いていると、夫ちゃんが私のPCのところへや…

映画「ブロンコ・ビリー」で歌うクリント・イーストウッドは元ジャズピアニスト

1980年のアメリカ映画「ブロンコ・ビリー」(Bronco Billy) 「ブロンコ・ビリー」はクリント・イーストウッドの主演・監督映画 「ブロンコ・ビリー」とはどういう映画か? カントリーを歌うクリント・イーストウッド ジャズピアノを弾くクリント・イースト…

「白鍵と黒鍵の間に」何があるのだろう?

映画化された南博氏のエッセイ「白鍵と黒鍵の間に」 なぜ私はこの本を手に取ったか? ジャズではまず即興演奏ありきなのだ なぜピアノ弾きは「センセー」と呼ばれるのか? リクエストした本人が一番聴いていない プロになるひとはやっぱり違う 映画化された…

大ヒット主題歌でバッハも聴ける映画「バグダット・カフェ」

1987年の西ドイツ映画「バグダット・カフェ」(原題: Out of Rosenheim, 英題: Bagdad Café) 忘れていた名曲「Calling you」 映画「バグダット・カフェ」のあらすじと予告編 ずっとバッハの練習をしているブレンダの息子 マジックショーの場面も楽しい! 忘…

エリザベス女王ご成婚関連映画の主題歌がジャズになっていた

1951年のアメリカ映画「恋愛準決勝戦」(原題:Royal Wedding) 「Too late now」はAABA形式 エリザベス女王ご成婚関連映画の主題歌 YouTube無料で観られる「Royal Wedding」 ジョー・アルバニーのピアノの「Too late now」が目標 「Too late now」はAABA形…

いいじゃないですか!映画「蜜蜂と遠雷」を観て

2019年の日本映画「蜜蜂と遠雷」 原作は放り出したのに映画は観た「蜜蜂と遠雷」 映画「蜜蜂と遠雷」の原作である恩田陸さんの同名小説は、2016年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞している。 私はこれを以前、図書館でオンライン予約して借りたが、受付で受け…