肩こりが治ったかもしれない
肩こりがなかなか治らないという記事を書いたのが、約1週間前。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
それがなんと最近、劇的に改善しているのだ!
原因はなんだろう?
この1週間のあいだに、整体には1回行った。
ひょっとしてそれが効果あったのか?
整体の先生には悪いが、それはあまり思えない。
というのも、費用をケチって保険が効く施術を選んだため、先生がちょこちょこっと私の腕(肩ではない)を10分くらい押しただけなのだ。
あれで治れば先生はキリストだよなぁ。
やはり今ごろ、取り組んできたピアノのフォーム改善が功を奏してきたのだと思われる。
バタフライのフォームを提案された
あれはたぶん3月末のジャズピアノレッスンだっただろうか?
常日頃、私の前かがみフォームを指摘していた師が、その日は、
「バタフライをやるようにやったらどうやの?」
と言った。
ちなみに私は平泳ぎはできるが、バタフライはまったくできない。
それで
「私、バタフライできないんです。」
とうなだれた。
すると師は、
「僕かてできへんで。
僕がやったら溺れてるみたいやねん。
見てた人に『大丈夫ですか!?』とか言われてな。
『溺れてんのとちゃいます。これ、バタフライですねん』ゆうたりしてな。」
師はいかにも楽しそうにケラケラと笑った。
水泳のバタフライから鍵盤上のバタフライへ
家に帰ってからバタフライとは、どんなものか調べてみた。
あるサイトによると、バタフライのストロークとは、「両手を前に伸ばし、腕を回すようにして水をつかんで胸のあたりに水を集め、そこから一気に集めた水を後ろへ押す。押したあと、手を水面上に出す」らしい。
これを応用して、離鍵したあと、脱力の動作として肘を若干後ろに移動させ、再度打鍵するとき、腕を鍵盤上に移動させることをやってみた。
すると左ひじは時計まわりに、右ひじは反時計まわりに弧を描くようになると思う。
確かに鍵盤上のバタフライに似てなくもない。
他の人にこのフォームがあうかどうかわからないが、私の場合、猫背ぎみで前につんのめっているのが、肘を後ろに移動させることによって、背が起き上がるみたいなのだ。
もちろん、試行錯誤はいつものことで、このやり方をすぐに体得できたわけではない。
それにもうひとつ。
私はピアノに座ると、まず楽譜か鍵盤をのぞき込むように前かがみになるのだが、これをやめて、いかにもエラそうに、「なんか文句ありますか?」とでも言うように、上体を反らすくせをつけるようにした。
あのハンク・ジョーンズみたいになった?
すると前回、5月初めのレッスンでは、
「ピアノの鳴らし方、ようなったやん!」
と師から言われた。
「姿勢もええし」
「ホンマですか?」
と喜ぶ私。
「めっちゃ、かっこええで。
後ろ姿を見たら、ハンク・ジョーンズみたいや」
なんでここでハンク・ジョーンズ(1918-2010) が出てくるのだろう?
たしかに彼は大ピアニストだが、91歳で没した老ピアニストと比較されるぐらい、私はトシやないねんけど。
しかし思い直した。
ハンク・ジョーンズは日本、ことに関西と縁が深いのだ。
だから師のアタマには常に、模範にすべきピアニストとして、ハンク・ジョーンズが刷り込まれているのだろう。
下の文章はWikiから引用。
(ハンク・ジョーンズは)1992年から大阪音楽大学の客員教授を務め、長期に渡り日本とアメリカを往復して後進の指導にあたり、関西地方を中心に各所で度々ソロ公演を行った。
そのあとだろうか、パナソニックのCMにもでて、「やるもんだ!」と微笑んでいる。
商品がDVDというのが、時代を感じさせるが。