
私の声はジャズに向いていないのか
先日のジャズボーカルのグループレッスン。
曲は「中国行きのスローボート」と決まっていて、レッスンの最後には希望者が前に出て先生のピアノにあわせてソロで歌うのだ。
前回、私は歌いたくてたまらなかったのに、まわりの雰囲気に遠慮して歌わなかった。
だから今回は満を持して、ということになりそうだったのだが、ジャズ師に歌のことで辛口批評をいただいたのがきっかけで、ちょっとボーカルについてのやる気を失くしかけていたのだ。
そしてこういうときに限って指名されるんだよね。
今回は他の人は誰も歌いたがらず、先生から
「じゃぁ、ゆめこさんはどう?」
と指されてしまった。
これで歌わないわけにいかない。
で、歌った。
歌ったあと、みなさんから拍手を浴び、一番前で聞いていた人からは
「ミュージカルの歌い方みたい!」
と言われた。
おお、まことに率直で忖度なしの表現!
また、私のとなりの人からは、
「きれいな声ですね!」
これはたぶん誉め言葉のつもりだったのだろう。
しかしね。
ジャズボーカルを目指すひとに、ミュージカルみたいとか「きれいな声」というのはやっぱり、ジャズに向いてませんよ、というに等しい。
私はかなり凹んだよ。
地声と裏声のちがい
おまけに先生からは
「裏声で歌ってませんか?」
と聞かれた。
そこで私は
「実は自分でも、どの声が地声で、どの声が裏声かよくわからないいんです」
と言った。
すると先生は
「地声はふだんのしゃべるときの声です」
と言う。
しかしねぇ。
ふだんしゃべる声といってもいろいろあるではないか。
例えば、私が夫ちゃんに、
「〇〇してよ! 」
というときの声はかなりドスがきいているが、こんな声でよその人に話はしない。
よその人に「あのう、ちょっとすみません」というときは音域としては3度くらい高く、発声の仕方も違う気がする。
そしてドスのきいたサラ・ヴォーンのような声で歌ってみようとすると、音域は非常に狭くなり、高い声はガラっと裏声にしないと出ない。
いったいどの発声が正しいのであろう。
ますますわからなくなってきた。
フランスミュージカルの「ロミオとジュリエット」
ミュージカルみたいな歌い方と言われて凹んだが、もともとミュージカルが嫌いなわけではない。
最近では、と言っても10年くらい前の話だが、フランスミュージカルの「ロミオとジュリエット」には熱狂した。
当時できたばかりの渋谷ヒカリエまで、日本公演を観にいったのはいつだったのかなぁ。
「ロミオとジュリエット」でいちばんよく知られた名曲は、デュエットでの「エメ: 愛する(aimer)」
もちろんジュリエットは若く美しい女性という設定なので、ジュリエット役のかたの声は透明なソプラノである。
いくらなんでも私はこんな声でぇへんよ。
でも曲は久しぶりに聞いたけど、やっぱり好き。
ミュージカルの日仏聴き比べ
もうひとつのおすすめ曲は「Les Rois du Monde(世界の王)」。
エイトビートのロック調で、ドラムの音もかなり効いている。
主題を歌っているのは男性だけで女性はコーラスのみ。
この日本語版を聴いて見た。
ソロの男性の声は全然悪くない。
フランスと比べて遜色ない気がする。
でもコーラスの声全体がフランスのものより子どもっぽいような?
とくに女性コーラスの声がアイドルグループに近い声のひとがいる(気がする)。
この声が好みじゃないんだよね。
では自分の好みの声を出すにはどうしたらいいんだろう?
