
寒がりだから冬のステージは本当にイヤ
69年生きてきて私より寒がりのひとに出会ったのは、かつての職場で、しかも1人しかいない。
今から7年ほど前だから私はすでに60代、類をみない寒がりだった彼女はまだ20代。
職場では二人していつも「寒い、寒い」と震えていた。
彼女は今ごろどうしているだろうか?
私は若いころから寒がりだったので、トシのせいなのではない。
たぶんいつも平熱が36度に満たない低体温症のせいだと思うのだが、原因はわからない。
とにかくこの体質のせいで、ステージ衣装というのが大の苦手である。
気がつけばエリーゼ音楽祭まであと1週間ほど。
しかしなんでこんな寒い時、しかもクリスマス前で、ホテルや新幹線も激混みのときに開催するのだろう。
調べてみたら去年はまだ11月初旬だったから、寒さも人混み具合も、それほどでもなかったのである。
過去に着たドレスと買ったボレロ
昨年のエリーゼ本選では下のブラジルドレスを着ていた(モデルは私ではない)。

控室ででも、また舞台袖でも長袖のカーディガンを着ていたが、緊張しながらも、「寒いな、寒いな」と思っていた。
自分の番号やら名前が読み上げられ、「いざ、出陣!」とカーディガンを脱いでピアノに向かったときの寒かったこと!
ちょうど空調の風がぴゅーっと吹いてきて、思わずくしゃみもでそうになった。
さて、今年6月の予選。
着用したドレスは下である。

6月と言えば酷暑が始まったころだった。
ホール内は冷房が効いていたが、それでも暑さのせいで効きすぎというほどでもなかったので、服装の面では快適だった。
うん、来年以降ステージがあるときは夏がいいな。
コンクールとかも夏にしよう。
さて来年のことを言えば鬼に笑われるので、間近に迫ったエリーゼのことを考えないといけない。
これ以上、ドレスは増やしたくないので、夏と同じものを着るとして、しかしこれではまた寒い思いをする。
ネットを漁って、最初は下のようなモフモフの暖かそうなボレロを買おうと思った。

しかし結局、「これじゃ冬しか着られへん。春や秋にでも、そして普段にでも着られるもの」という節約精神が働いて、買ったのは結局、下のオールシーズン着用可のものになった。
結局、あんまり寒さ対策にはならないのでは?

ローブデコルテについて思うこと
先日、テレビで放映されていたノーベル賞受賞者の晩餐会をぼんやり見ていたら、王族のスェーデン女性はローブデコルテという正装であることに気がついた。
すなわち胸も背中もあらわと言っていい状態になるドレスをご着用とのこと。
下は北川進氏とスェーデンのヴィクトリア皇太子。

でも北欧のスェーデンだよ!
いくら暖房が効いているといっても30度にはなっていないでしょう!?
だってそんな温度だったら、燕尾服をお召しの殿方たちが汗だらだらになってしまうからね。
ヴィクトリア皇太子はさすが毅然としているが、寒くはないのだろうか?
日本の皇族だったらどうだろう?
ローブデコルテといってもこれほどまで肌みせはしていないと思う。
やはりこれは欧州の美的感覚なのだろうか?
でもね。
ある程度の年齢以上の女性の肌はやはり隠したほうがいいと思うよ。
そしてこのローブデコルテというのは、女性の美しい肌を見せるため、ということから始まっているらしいが、それって昔の中国の悪しき慣習の纏足(てんそく)とあまり変わらないのではないか。
だって纏足は、なよなよと歩く姿が美しいという価値観(足が奇形になっても!)。
ローブデコルテは、美しい女性の肌を見せるのがよいという価値観(寒くて風邪をひくかもしれないのに!)
と憤るのだが、たぶんこんなことを考えるのは私くらいなのだろう。
淋しい・・・