コロナ後、初めてのクラシックピアノレッスン
コロナが完治してから初めてのクラシックピアノレッスン。
スタジオに着くやいなや、先生から
「うつしてしまってごめんなさいねぇ」
と丁重に謝罪されてしまった。
まぁ、ありがたくないお土産だったけど、「陽性だったから、ひょっとしてうつしてしまったかも」と前もってラインで連絡をいただいたのは良心的だったと思う。
フランス語のムッシュー先生など、先日の話で聞いたところ、これまでにない喉の痛みと発熱を経験したが、病院へ行っていないので、コロナからどうかわからないで済んでしまったそうな。
こういう人って結構いるらしい。
そしてピアノの先生もフランス語の先生も、寝込んだのは2-3日だけだったとか。
3週間も寝たきり状態だった私とはエラい違いである。
恥ずかしいので、もうコロナの話はしないでおこうっと。
バッハ フランス組曲2番ギブアップ宣言
いつもどおり、バーナムのなかで先生が任意で選んだ番号をやったあと、きょうで6回目となるバッハ フランス組曲2番 アルマンド/クーラントをみていただいた。
内心、きょうこそは「よくできましたね、これはもうきょうで終わりにしましょう」と言っていただけるのを期待していたのだが・・・
きょうはまた前回、前々回とも違う箇所の欠点を指摘された。
冒頭2小節目、右手ソの音価が充分でないため、リズムがそれらしく聞こえないらしい。
「どこか改善点をみつけるのが私の仕事なので」
と先生。
「それに最初が特に大事なんです。コンクールでもなんでも」
「はい、わかりました」
と私はいったが、次から次へとあぶりだされる欠点にげんなりし、
「あのう。なんかモグラたたきをやっているみたいで、いつになったら完璧に弾けるのか先が見通せない気がして・・・
やればやるほど、この曲がキライになっていくみたいです」
事実上の降参、ギブアップ宣言である。
あたらしい教則本を提案される
「モチヴェーションがさがるようではしかたありませんね。
発表会の準備もありますしね。
ええと、発表会ではウェーバーの『舞踏への勧誘』を弾くんでしたよね?」
「いぇ、それも弾きにくい箇所があるのでイヤになったので、曲を変更したいと思います」
この「弾きにくい箇所」については先日の記事に書いたとおりである。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
「代わりにドビュッシーの『夢想』をやりたいと思うのですけれど。
ゆっくりした曲なので、そればっかり弾いていると、速い曲が弾けなくなるような気がするので、なにか別の曲も並行してやったほうがいいと思うのですが・・・」
先生いわく、ゆっくりした曲には、ゆっくりした曲特有のむずかしさがあるとのこと。
でも、もっと指に負荷をかけたいというのであれば、易しめの曲を1曲ずつ、2レッスンをめどに仕上げていくのはどうか、とのご提案をいただいた。
そしてその曲集は、というと、「ピアノのためのやさしい4期の名曲集2」である。
なんでもある生徒さんは、この1をやりながら、並行してショパンの「幻想即興曲」をずーーーっと練習しているそうだ。
わっ、根性ありそう。
というか、少しずつでも継続できるほど、「幻想即興曲」がお好きなのだろう。
それに反して私はどうだろう?
「あれイヤ、これキライ」と面倒くさいことばっかり言っている気がする。