びっこをひきひき炎天下のなか、レッスンに行った
5月12日以来ずっと行けていなかったクラシックピアノレッスンの記録。
今の先生になってからレッスン時間はラインでご相談させていただいているのだが(やっぱりメールより早くて簡単でよい)、今回のレッスン時間は先生のご指定により、前回より15分遅くなっていた。
たぶん気遣いの細かい先生のことだから、足の悪い私をおもんぱかって、15分遅くしてくださったのではないだろうか?
だとしたらまことにありがたいことである。
ではあるけれど、いくらびっこをひいているとはいえ、バス停から徒歩10分のところ、25分もかけて炎天下を歩きたくない。
結局、余った15分は先生宅から最寄りのホームセンターで過ごした。園芸コーナーで色とりどりの花に見とれているとうっかり遅刻しそうだったよ。
飲み物やお菓子から始まったレッスンははじめて
久しぶりのレッスンだったし、私はあれもこれも見ていただこうと勢いこんでいた。
が、グランドピアノ2台、アップライトピアノ1台、チェンバロ、オルガンと鍵盤楽器が揃ったレッスン室のコーナーには、飲み物もセッティングされており、なんと20分以上は先生お手製の100%フレッシュジュースとお菓子をご馳走になりながら、よもやま話に花が咲いたのである!
考えてみたら、子どものときから通算何回ピアノのレッスンを受けたかわからないが、飲み物やお菓子から始まったレッスンははじめてである。
嬉しいには嬉しいが、あまり度重なると、お中元やお歳暮の心配もしなくてはならない。気ぃ使うなぁ~。
「英国王立音楽検定」をどうするか
会話の大半は、先日行われた「英国王立音楽検定」での先生の生徒さんたちのすばらしい戦績であった。
私は名前を挙げられても誰一人知らないので(おもにお子様たち)、「へぇ~ はぁ~」の連続だった。
それぞれ課題曲+自由曲の実技、初見演奏、スケール、オーラルの点数を見せてもらったが、すばらしい。そして、
「ゆめこさんも秋か冬には受けます?」と聞かれた。
実は「英国王立音楽検定」については、先生のところに入会した折にはヤル気まんまんだったのだが、最近はちょっと薄れている。
理由はバロック/古典、ロマン派、近現代と各時代から1曲ずつを選んで弾くシステムのなか、自分の好きな曲があまりないからである。
私の知識不足かもしれないが、揃いも揃って「こんな作曲家知らないよ~」というのが多いのだ。
試験のために好きでもない曲に時間を割くのか?
それにその試験というか資格ってとってどうするのか?
履歴書に書くのか? 履歴書を持っていくところもないのに?
誰かに自慢する?友達はみんな「そんなん知らんわ~」と鼻白むだろう。
と思うと「受けます!」と素直に手を挙げられないのだ。
バッハ フランス組曲5番のアルマンドは一丁あがり
肝心のレッスンだが、いろいろとご注意は受けたものの、バッハ フランス組曲5番のアルマンドは一丁あがり、となった。
私にしては珍しく、この楽譜に練習をはじめた日付を書いているが、それによると2013年2月とある。
東日本大震災の翌々年だから、私のピアノは週末の自主練のみの時代である。
あの頃、バッハの弾き方なんて考えたこともなかった。
わからないので、図書館から園田高弘氏のCDを借りてきて、トリルもその通りを真似たつもりである。
ああ、10年超かかってやっと他人様、それも先生に聞いていただき、「これはもういいでしょう」と言われたのである。
細かく見ればツッコミどころ満載なのはわかっているが、とりあえず一区切りついたかと思い、胸をなでおろしたのである。
やっぱりこれは難しい。あと何回かかることやら。