新曲になると姿勢の悪さが再発
先日のジャズピアノレッスンはさんざんだった。
久しぶりだなぁ、あんなに苦言を呈されたのは。
いつも師はとてもやさしいし、冗談ばっかりだし、よく褒めてくれるのに、このあいだはさかんに私のピアノについて、「なんでかなぁ」を連発するので、さすがの私もしょげてしまった。
「なんでかなぁ、なんでそうなるのかなぁ。
アンサンブル(先日行われたアンサンブル練習会のこと)のときには、もう姿勢はようなったとおもんけどなぁ、新しい曲になったらまた元通りやなぁ」
とタメ息をつかれた。
私だってタメ息をつきたいわ。
師がいうには、やっとこのごろ私のピアノを弾く姿勢がまっすぐになったかと思えば、新曲のNo Problem(映画『危険な関係のテーマ』)を♩=220で弾くと、また私のアタマが前につっこみ、背中は丸くなり、アタマを前後に降りながらリズムをとっているらしいのだ。
これでは師のいう、重心はつねに腰にあり、腕はそこから横に動作するという良き姿勢にはほど遠い。
指先を見ずに弾く訓練
「いっぺん、椅子にもたれて弾いてみ」
と言われたので、私はトムソン椅子に背中をあて、鍵盤は見えないので、スタジオの壁の横に設置してある掛け時計をみながら弾いた。
まったく弾けないことはない。
しかしここぞというところで、音を外しそうになるのが怖くて、やはり鍵盤をみるために首から先に折れ曲がってしまう。
「先生、鍵盤がみえません!」
「みんでも弾けるやろ、どうしてもみたいときはチラっとだけみるねん!
そしたらもうもたれんでもええから、とにかく前を向いてひいてみ!」
いわれる通り、私は指先をみず、意識を常に背中とおしりの中間地点におきながら必死でひいた。
「それでええんや、それでな、テンポがはよなったからゆうても、慌てたらあかんねん・・・どっしりと落ち着いて・・・」
師の要求はさらに続く。
姿勢の悪さは写真が証明してくれる
師はアンサンブル練習会のときの私の姿勢はよかった、と言ってくれたが、ジャズ友が撮ってくれた写真をみるとそうでもないことがわかった。
確かに下のようにましなときもある。
しかし↓の写真では、私の背中がまるまっているのがわかる。
恥ずかし~~!
ところで師のジャズ教室で姿勢がわるいのは私だけだ。
あとのみなさんは、ピシっとまるで背中に定規をいれたようにまっすぐなのだ。
それでいて鍵盤をみていない、ということはない。
ということはみなさん座高が短いからうつむかなくても鍵盤が見える?
私は座高が高い=脚が短いから首を折り曲げないと鍵盤が見えない?
疑問はかくのごとく、むくむくと湧き上がる。
うつむいてばかりいると変形性頚椎症になる?
私が愛読しているブログに、ある60代女性の日記ブログがあるが、最近、そのかたは変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)になり、首から背中にかけての激痛に悩まされた、とあった。
原因はスマホでのゲーム、仕事など考えられるそうだが、はっきりとはわからないらしい。
しかしこれ以上悪くなると手術も必要、と医者から言われて、このかたはなるべくうつむかないように(読書のときもスマホをみるときも)心掛けているそうだ。
ということは私も首から折れ曲がってピアノを弾いていると、見栄えが悪い、リズムに乗れない、などの音楽上の欠点はもとより、変形性頚椎症になるかも?と心配になってきた。
解決策としては、もう指先を見ずに弾くことに慣れるよりないのではないか?
ちなみにジャズ師はほとんど手元をみない。
楽譜立てにおいたリード譜もほとんどみていない。
そうだ、ライブのときは特に、↓のような顔をして弾いているよ!