夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

今頃「インビクタス/負けざる者たち」で発見

インビクタス/負けざる者たち」はどういう映画か?

インビクタス/負けざる者たち」は2009年の映画だそうだ。私はこれをもっと早くみるべきであった。

少なくとも2015年のラグビーワールドカップで、日本が南アフリカに歴史的勝利をおさめる前に。そうしたら、私は日本より、南アフリカを応援していたかもしれない。また、日本の勝利を奇跡的なものとしてもっとその価値の重さを味わったかもしれない。

 

 

ところがいかんせん、私はまったくラグビーに不案内なのである。巨大な男たちが汗と泥にまみれて、おしくらまんじゅうをすることにどんな意味があるのか、まったくわかっていない。

しかし、映画には充分感動させられた。苦難の投獄生活を経て、大統領に就任したモーガン・フリーマン演ずる南アのマンデラ大統領が、民族の融和に苦慮するとともに、当時国民からの支持も薄く、勝利から遠ざかっていたラグビーチームを鼓舞し、1995年のワールドカップ優勝に導く、という熱いお話である。

平原綾香さんの「Jupitar」は知っていたが・・・

ラグビーに不案内なせいで、日本でのワールドカップも全然見ていないから、ホルストの「木星」をアレンジした「World in Union」がラグビーワールドカップのテーマソングであることも初めて知った。

みなさんご存じのことだし、旬の話題でもないのに、ここに記すのは申し訳ない気がするが、私には新たな「発見」なので、お許し願いたい。

ホルストの「木星」が、平原綾香さんの「Jupitar」のモトであることは知っていた。しかし、「Jupitar」に限らず、「し」に「シュ」に近い音がはいるような、また「を」が広すぎて「ア」がはいったように聞こえる発音なのか歌い方なのか知らないが、それがどうにもこうにも気になって、好んでこの方の歌を聴いたことはなかった。

 

ホルストの「木星」リメイクの歴史をたどる

今回、興味がわいていろいろ調べているうちに、ホルストの「木星」は英国愛唱歌「我は汝に誓う、我が祖国よ」(I vow to thee, my country)のモトであることも初めて知った。時系列でいえば、

とすると、平原綾香さんというか、日本の音楽業界も大胆なことをやってのけたんだね。大英帝国の魂の歌を日本で商品化するのに、女王陛下の許可はいらなかったのだろうか?

 

イチオシの1995年「World in Union」

ラグビーワールドカップのテーマソングの「World in Union」が、大会ごとにアレンジがまったく違うのも楽しい新発見だった。

ああ、もっと早く知るべきだった! 私のイチオシは映画のせいでもないが、1995年の「World in Union」が最も好みである。だって、アフリカらしいリズムのバックコーラスがはいるんだもん。アフリカの大地と風が感じられる素晴らしいアレンジだ。

インビクタスサウンドトラック版↓でお聞きください。

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