夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

ラグビーワールドカップ応援歌「エミリーの瞳のなかに」を知ったきっかけ

「Dans les yeux d'Émilie」(エミリーの瞳のなかに)
ラグビーワールドカップのフランスの応援歌になった

ラグビーがわからない私はワールドカップにもどこ吹く風

きょうのジャズピアノレッスンの際、ラグビーが話題になったのは、決して現在フランスで行われているラグビーワールドカップを意識したわけではない。

ラグビーのルールが全然わからない私は、ワールドカップの日本 vs チリ も 日本 vs イングランドも、ニュースで結果を知ったまでである。

NHKのアナウンサーが、

「午前4時からのテレビの実況中継を観ます!」

と言っているのを聞いたときは、

「はぁ、世の中はこうなっているのか」

と奇妙な感慨にふけった。

夫ちゃんも「ラグビーには興味なし」と言っていたし、パリにいる彼の家族も無関心に違いない。

ジャズはラグビーのパスのように重心を動かすべし

ところがきょうのジャズピアノレッスンで、演奏中にともすればやはり、カラダが前のめりになりがちなのをみて、

「カラダが前に動くんやなくて、横にゆれるほうがずっとええな。

右のケツ(お尻)から左のケツに重心が動くように。

右から左へボールを渡すように」

と先生が言った。

そして

「あ、そうや!ラグビーパスみたいに!」

ということになったのだ。

ラグビーのパス

ところでラグビー音痴の私でも、ラグビーでボールを持った人がよく横にパスを出すのはテレビで見て知っていた。

このわかりやすい例えを肝に銘じ、これからは「タバスコ」と口で繰り返しながら、パスを出すようにジャズを弾けばいいのだと思うと、なんだかまたジャズの神様が微笑んでくれた気がして、レッスンの帰りは「ルンルンを買っておうちへ帰ろう」気分だったよ。

応援歌のモト歌はジョー・ダッサンの70年代ヒット曲

あまりにもワールドカップラグビー大会について無知なので、家に帰ってからネットをぐぐってみた。

そしたら音楽的に面白い記事がフランス語ではたくさん載っているのに気が付いた。

今大会のアンセムは公式の「La Marseillaise」のほかに非公式の「Dans les yeux d'Émilie」(エミリーの瞳のなかに)というのがあり、後者はSNSで拡散され大変な人気なようである。

ところが、この曲は今に始まった曲ではない。

1978年にジョー・ダッサン(1938-1980)という人がヒットさせたのが、リニューアルされて最近歌われるようになったとのことである。

夫ちゃんに下の動画をみせると、

「あ、知ってる。知ってる。

このひとは本当はアメリカ人なんだよ」

と教えられて二度びっくりした。

なんと日本でもよく知られている「オー・シャンゼリゼ」は、もともと彼のヒット曲だということだ。

それでは、オリジナルの「エミリーの瞳のなかに」をどうぞ!

サビまでは「なんでこれが応援歌に?」という流れだが、サビからはそれらしくなるので我慢して聴いてくださいね。

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応援歌の「Dans les yeux d'Émilie」(エミリーの瞳のなかに

今、フランス中で歌われている「Dans les yeux d'Émilie」(エミリーの瞳のなかに)は下の動画のとおり。

なるほど結構勇ましいね。

ネット情報によると、優秀候補は実力からいって、ニュージーランド、フランス、南アフリカ、そしてアイルランドらしい。

ということはフランスは開催国ということもあり、一番可能性が高いのかな?

ちょっとは関心をもってみてもいいかもしれない。

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