夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

大好きな曲なのに弾けない「What are you doing the rest of your life」

たぶんミシェル・ルグランが一番好きな作曲家

シェルブールの雨傘」「おもいでの夏」「ロシュフォールの恋人たち」などで音楽を担当したミシェル・ルグランは、たぶんジャンルを問わず、私の一番好きな作曲家のひとりである。

その理由はなんといっても「おしゃれ」だからだ。

そのメロディー、和音の使い方が甘すぎず、ダサすぎず、土着すぎず、お育ちがよく趣味の良いマダムの着こなしみたいに感じる。

その彼のヒット曲のなかでも、「What are you doing the rest of your life」は特に秀逸なバラードであるが、メロディーはともかく、歌詞がいい、泣ける!

でも英語だから当然、作詞はルグランじゃないよね。

調べてみたら、バーグマン夫妻といって、これも数々のヒットを飛ばしているお方たちらしい。

この素晴らしい歌詞を詩心のない私が訳せる自信はまったくないけれど、最初のところだけ、直訳で挑戦してみた。

What are you doing the rest of your life 和訳挑戦

What are you doing the rest of your life?
これからの残りの人生を、あなたはどう過ごすのかしら?


North and South and East and West of your life
あなたの人生の北、南、東、そして西で

I have only one request of your life

私にはね、あなたにお願いしたいことが一つだけあるの

That you spend it all with me
それはね、残りの人生を私と一緒に過ごしてくれないかしらということ


All the seasons and the times of your days
あなたが過ごす すべての季節、そして時間

All the nickels and the dimes of your days
ささやかな日常のすべて

Let the reasons and the rhymes of your days
あなたの日々の理や韻律の

all begin and end with me
すべてを私と始め、私と終えてほしいの

I want to see your face in every kind of light
いろんな光の中で輝くあなたの顔を見たいわ

In fields of gold and forests of the night
黄金の草原や星が舞う森の中で

And when you stand before the candles on a cake
そして蝋燭を立てたケーキの前で

Oh let me be the one to hear the silent wish you make
あなたが声もなくかける願い事を聞く唯一の者が私でありたいの

「What are you doing the rest of your life」聞き比べ

さすが名曲だけあって、さまざまなアーティストがレコーディングしているが、私の好みではバーブラ・ストライサンドを超えるのはない。

ジャズではないけれどね。

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本家本元であるミシェル・ルグランもライヴなどで弾いているが、どうしてこのひとは歌いたがるんだろうね?

悪いが彼の歌はまったくいいと思わない。

ピアノだけ弾いてればいいのに。

また彼が伴奏をして、スティングが歌っているものあった。

これも私にとってはしっくりこない(ルグランのピアノのアルペジオ多すぎ)のだが、珍しいから貼っておこう。

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私が弾けば演歌になってしまう不思議

ちなみにこの曲は私のジャズピアノレッスンの課題曲である。

4月はコロナでまるまる休んでしまったので、5月からは再スタートで奮起するつもりなのだ。

なのに好きな曲にもかかわらず、全然イメージするように弾けない。

短調の曲のせいか、私が弾くと演歌っぽくなってしまうのだ。

やはり昭和のあの時代、歌謡番組が多すぎて、好むと好まずとにかかわらず、自然と演歌がアタマにインプットされてしまったのか・・・

どうしよう??