
私の大好きなドビュッシーの「夢想」
同じジャズ師に習っていても、曲の決め方は生徒さんによってさまざまなようだ。
私は自分のやりたい曲を黒本かネットで探してくるタイプ。
ところが友人のM子さんは、先生が勧める曲をありがたくお受けするタイプである。
先日、そのM子さんがグループラインで、
「こんどの曲は先生から、ドビュッシーの『夢』を勧められた」
と言ってきた。
え、それ、私の大好きな曲なのに!
なのにどうして私には勧めてくれなかったん?
それもそうかも。
これまで何回となく師が勧める曲については、「どうしましょうかねぇ、私にこれ、できるでしょうかねぇ」と難癖をつけてきたから、師はもう私の好き放題にさせているのだ。
今さら文句をいってもしようがない。
そういえばこれをクラシックピアノで弾いたのは、去年の9月、発表会のときだった。
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ジャズで聴くドビュッシーの「夢想」
発表会でこの曲を弾いた時から、ジャズでもこの曲がとりあげられているのは知っていた。
しかし当時はクラシックの練習でアタマがいっぱいで、ジャズの「夢想」を聴いて見ようという余裕はなかった。
改めて調べてみると、この曲の原題はフランス語で Rêverie だが、ジャズの本場はアメリカなので英語タイトルが My reverie となっている。
reverie という英語が存在するとはきょう初めて知ったのだが。
それで私とM子さんのあいだで、「先生はどうしてこの曲を勧めたんやろね?」という話になった。
たぶん、ソニー・ロリンズが録音しているから、というのが私たちの見解。
このやり取りを読んでいたE氏(ピアノとトランペットの二刀流)は、「夢」と聞いてDream で検索したらしいが、全然ヒットしないので、「ソニー・ロリンズの音源送って!!」と言ってきた。
彼はクラシックに興味がないから、ドビュッシーの原曲は知らないらしい。
送ってあげたのが以下。
ちなみに私は、これ、あんまり好きではない。
なんだかサックスがキャバレーの呼び込みみたいに聞こえるんだもん。
だいたい私は管楽器の魅力には疎いのだ。
あいだにはいるレッド・ガーランドのピアノは好きだけれど。
ついでにエラ・フィツジェラルドのボーカル盤も送ってあげた。
M子さんはこちらを叩き台にするそうだ。
ドビュッシーの夢想はやっぱりピアノだ!
でも私に言わせれば、サックスもボーカルも単一メロディーしか演奏できないので、ドビュッシーの良さはあまり発揮できない(と思う)
ドビュッシーのあの不思議な和音を再現できるのは、やっぱりピアノではないだろうか?
特にどこが好きかと言うと、下の部分。

ソというベース音に右手がファとド#。
これはコードでいうとAaug/G かと思う。
A=ラは根音。
ド#はラからみて長三度。
ファはラからみて増五度。
これを聴くと、というか自分で弾いても、アタマをうしろから殴られたような一種の快感を覚えるのだ(実際に殴られたら痛いんだろうけど)。
となるとやはりひとりでいろいろな音が出せるピアノというのはおトク感があるなあ。
というわけで、今夜のトリはランランの演奏で、オリジナルのドビュッシー「夢想(Rêverie) を・・・
