発表会の参加費は13.000円
今月末までに発表会の申し込みをしなければならない。
発表会の申込書には料金が記載されており、一般(大学生以上)は13,000円となっている。
ふむふむ。
だいたいこんなものか。
注意書きには
- DVD、花束、その他諸経費が含まれています。
- 記念写真代は含まれていません。写真については別途ご案内します。
とある。
DVD?
生徒が弾いたのをDVD化してくれるっていうこと?
うーん、はっきりいってあんまり興味ない。
私、記念好きやないもんで。
花束・・・
花は大好きだけれど、帰りの荷物が増えるのは嬉しくない。
写真? これいらんわ。
年々寄る年波が確認できる証拠品はもう欲しくない。
こんなふうにあれいらん、これいらん、といっても参加費の13,000円が減るわけではないのだ。
それにこれぐらいはかかるだろうと以前から予想していたので、別段痛くも痒くもない。
先日のように、予想しなかった悪天候でホテル代が2万円というのは痛かったが。
発表会で弾く曲に時間制限はない
申込書には自分が弾く曲の曲名と作曲者名を書くことになっている。
私は「夢想」「ドビュッシー」とだけを書くつもりでいたが、先生から耳よりなことを聞いた。
「曲の長さに制限はありませんからね。
たくさん弾けばたくさん弾くほどおとくとも言えます。
前々回の発表会ではショパンのプレリュード24曲のうち、半分を弾いた人もいましたから」
え?そんなに弾いていいの?
そんなにめいめが好きな曲を弾いていたら、発表会全体の構成がめちゃめちゃにならないの?
ひとり7-10分程度が普通かなって思っていたが?
だってプレリュードは24曲でプロなら38-40分かかると思われる。
その半分を弾いた方はよっぽどお上手なんだ。
20分もショパンプレリュードを弾くなんて度胸はとても私にはない(だいたい弾けないくせして何ゆうてんねん)
でもここで思った。
ドビュッシーの「夢想」なんて4分ぐらいで終わってしまう。
それも最初から最後まで睡眠薬みたいな曲だ。
物足りないから、もう1曲弾かせてくださいと先生に頼んでみようか?!
もしももう1曲弾いてもいいなら「オデオン」だ!
となるともう先生から承諾を得た気になって、曲は何がいいかなぁと思い始めた。
「夢想」がぼんやりとでれーとした曲だから、観客の目を覚まし、踊りだしたくなるような曲がいい。
でもそんな曲がクラシックにあるのか?
おお! 忘れていた!!
エルネスト・ナザレーの「オデオン」ならみんなバッチリ目を覚ましてくれるだろう!
エルネスト・ナザレーは19世紀末から20世紀前半に生きたブラジルの作曲家・ピアニスト。
ウィキペディアによると「ブラジルのショパン」と呼ばれているそうだが、ちょっと私にはあまり説得力がない。
クラシックというよりもワールドミュージックとジャズのフュージョンに聞こえるからだ。
でも私は「オデオン」ぐらいしか知らないので、他の多数の曲を聞いて見たら「ほう、なるほどショパンや」と思うかもしれない。
ところでナザレーの「オデオン」だが、下のエルクレス・ゴメスほど躍動感に満ちたピアニストのを聞くと、ほかのピアニストのオデオンは聞けない。
ああ、いつの日にかこんな風に弾けたらなぁ。