私がピアノのレッスンにまともに通いだしたのは、たしか小学校1,2年。
(実は幼稚園の頃に姉や従兄にくっついて習い始めたのだが、どうしても楽譜が理解できず、挫折している。)
その後、どういういきさつで、また私だけがピアノレッスンに通うようになったのが、まるっきり覚えていない。母が生きているあいだに聞いておけばよかったとつくづく思うのだが・・・
ともあれ、小学校1,2年になると楽譜も理解できるようになり、新しい先生のご指導のおかげで、バイエル→ブルクミュラー→ツェルニ30番→ソナチネ、ショパンの簡単なワルツ、と進んだのだが、どういうわけかバッハはやらなかった。
もちろん、子どもの私に「バッハはやらない!」という強力な意思があったわけでは決してなく、おそらく先生の指向か、もしくは・・・
「この子にはバッハは絶対無理!」と思われたのかもしれない。
そうだとしたらちょっと淋しい。
中学2年あたりで、モーツアルトのソナタK310がどうしても弾けず、ピアノをやめてしまった私があろうことか、50年後にバッハのインヴェンションからクラシックピアノの先生に習うとは・・・人生わからないものである。
ところでインヴェンションは2021年の3月から始め、全曲終了するのに1年半かかった。長すぎ!!!
トリルに苦しみ、「この和音ってテンションはいってんの?」とつっこみをいれたくなったり、はあはあぜいぜい、とにかく「完走」ということにしておこう。
レッスン前の自撮り動画 バッハ インヴェンション一番