夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

海外ではコンサートホールで写真撮ってもいいの?

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ヴァイオリンとピアノのデュオリサイタル

12月22日、私のクラシックピアノの先生が、パリ・オペラ座を拠点としてヨーロッパ各地で活躍しているヴァイオリニスト、大島莉紗さんとともにデュエットリサイタルを開く、というので心躍らせつつ会場へ足を運んだ。

場所は阪急西宮北口から徒歩5分の西宮市プレラホール。お隣にある兵庫県立芸術文化センターと比べれば小規模だが、それでも275席を有する立派なホールだ。これはいつ頃建ったのか?ネットで調べようとしたが結局わからなかった。私は神戸生まれの神戸育ちで、大学は阪急電車を利用して京都まで通っていたのだが(40数年前)、そのころ西宮北口って何にもなかったよね?!阪急ブレーブスのホームの球場があったくらいか?それが今では西宮ガーデンズという巨大なショッピングモールとなり、周囲には文化施設が点在する・・・芦屋市を抜いて「住みたい街」に選ばれることが多いのも理解できるよなぁ。

イリュミネーションがきれいなプレラホール前

「写真撮影はご遠慮ください」というアナウンスがあった

さてピアノの鍵盤がよく見える角度を考えつつ、最前列に陣取った私はなにげなくステージ上のピアノを見やってそれがスタンウェイであることを発見。へぇー西宮市ってお金持ちなんだね!(ところがあとで先生に聞いたのだがこれは鍵盤に象牙が張ってある古いタイプで、鍵盤が重く弾きにくかったそうである)。この場所からだといい写真が撮れそうだなぁ、でも写真って撮れるのかなぁと思っていたら、案の定「写真撮影はご遠慮くださいませ」というアナウンスがあってがっかり・・・

スタンウェイがある西宮プレラホール

シューベルトが堪能できたプログラム

プログラムの前半は、シューベルト:華麗なるロンド ロ短調D895作品70、そしてプロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第2番 ニ長調作品94、後半はシューベルト:幻想曲 ハ長調D934 作品159。

私はシューベルトが大好きなのだ。繊細なだけでなくキャッチーなメロディーがたくさんあっておまけに起伏に富んでいるからだ。

反してプロコフィエフ? 知識不足で私はプロコフィエフといえば、例の「ロミオとジュリエット」しか知らないのだ。ところでヴァイオリニストのかたは、このプロコフィエフでイギリスのQuartz社からCDをだしているぐらいだから、満を持じしての演奏だったのだろう。しかし正直、私には良さがよくわからなかった。途中睡魔に襲われたぐらい。すみません!これからもっと幅広くいろいろ聴くように心がけます!

写真撮影はなぜいけないのか?

カーテンコールでは演奏者のほっとしたのと同時に、やりおえた充実感の表情がとても良かったので、「ああ、この表情が写真に撮れたらなあ」と返す返すも残念だった。

アンコールは季節柄よろしく、これまたシューベルトの「アヴェ・マリア」!観客の拍手もひときわ高く、演奏者にもリラックスした余裕の表情が読み取れた。またここで「ああ、写真に撮れたらなぁ」。

しかしきょう、何気なくネットを徘徊していると、海外でのコンサートではカーテンコールのときに聴衆は写真を撮っている、という下の記事を目にした。本当だ!カーテンコールで写真を撮ってどこが悪い!

ontomo-mag.com

この記事の筆者がいうように、いまやスマホは持っていない人のほうが少数派だろう。それにクラシック業界ってファン層の高齢化から若いクラシックファンをどんどん増やす必要があったのではなかったっけ。インスタグラムでどんどん映像、画像を拡散したらまだまだ新しいファン層が開拓できるだろうに。それに私だってこのブログにいきいきした写真を載せたかったのだよ、まったく!