調律師さんからの営業電話
今月の初めごろ、ピアノの調律師さんから営業電話をいただき、ビックリした。
前回の調律からそろそろ1年になるので、ご都合はいかがでしょうか?とのこと。
そうか~ もう1年になるのか~
ピアノはいい状態に保ちたいけれども、ピアノ調律師さんにこられるのは億劫だ。
なぜか?
- 調律の作業中はピアノが弾けない
- 調律の作業中は手持ちぶさたである。完全にその場を離れるのもどうかと思うし、でも音を立てずに周辺にいるとなると、できることは限られる・・・読書か勉強以外になにかある?編み物とかできるといいんだけどね
- 調律師さんに出すお茶、お茶菓子で迷う
でもせっかくお電話をいただいたのだから、ということでお盆のあとに来ていただくことになった。
ギリギリ音を解決した顛末を報告
でも今回は調律師さんにぜひとも報告しなければならないことがある。
それは長年私を悩ませたうちのピアノのギリギリ音は、ピアノの鍵穴が共鳴していたから、ということである。
これは去年の冬のことであり、ブログの記事にもしている。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
つまり調律師さんが全然解決できなかった問題を、私が執念(?)で原因をつきとめ、自力で解決したのである。
というのはちょっと大げさだが、ピアノの鍵穴部分に指を置くとギリギリ音が止むことからここに原因があるのではないか、と推測し、ネット記事を漁り、ヤマハの店舗で専門のかたのハナシも聞いて鍵穴に油を塗ってみた。
そしたらそれ以来、ピタリとギリギリ音で悩まされることはなくなった・・・
この顛末を調律師さんに言うと、
「はぁ~~ そうでしたか~~ 灯台下暗しでしたね~~
わかりませんでしたね~~」
と驚いていた。
「まったく~」と突っ込みを入れたかったけど、彼のプライドを傷づけたくなかったのでそれ以上何も言わなかったが。
そりゃあね、音の狂いの細かいところについては素人にはわからないことが多いから、調律師さんまかせで仕方がない。
しかし、異音は困るのだ!
ヘンな音がしたら練習できないではないか!
だからもっともっと真剣に問題に向き合ってほしかったのだよ、私としては!
でも今の調律師さんは人当たりがよく、腰も低いので、ほかのかたを探す気はない。
美容院を替えるように調律師さんを替えるわけにはいかないのだよ。
鍵盤を重くするには?を聞いて見た
先日の記事でも書いたが、93歳のジャズピアニストの秋吉敏子さんが、前腕や指を鍛えるために、ヤマハの鍵盤を1.5倍重くしているということを聞き、大変興味をもった。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
この話を調律師さんにすると、
「へぇ~ すごいなぁ~ そしたら75gぐらいにしてるのかなぁ」
と言った。
彼によれば、普通、鍵盤の重さは55gだそうで、その重さに相当する分銅を鍵盤に載せてみた。
載せられたシの音の鍵盤は、他の鍵盤に比べて2-3ミリ沈んでいる。
ふーん、で、それで?
鍵盤を重くするには、ある個所に金属か鉛のようなものを貼ることで可能になるらしいが、鍵盤の戻りも変わってくるそうだ。
あ!それ困る!
私も向学のために聞いてみただけだし、調律師さんも勧めなかったのでお願いすることはなかったのだが、やはり考えることはみな同じ。
指を鍛えるために鍵盤を重くするピアノ学習者はいるようで、それについては否定的な意見が下記の記事に掲載されている。
なるほどね、やっぱり腕立て伏せが指立て伏せで鍛えたほうが簡単そうだ。
湿度80%の日もあるがピアノはがんばっている
ウチは山の中にあり、湿度はかなり高いと思う。
今年の夏、7-8月は湿度70%以上の日はざらにあり、80%を超える日もある。
こんな状況下でピアノは大丈夫なのか?
しかし調律師さんは
「狂いも想定内で収まっているので、調律は年1回でいいと思いますよ」
ということだった。
そして気になるお会計は、去年と同じ12000円。
何もかもが値上がりしている昨今、申し訳ないような気がするけどやはりありがたい。
では、来年もよろしくお願いします。
がんばってね、調律師さん!