7月にはレッスンに復帰したい
5月末に足首を挫いてからどこへも出かけられない日々が続いている。
最初の数日間はピアノを弾くにも挫いたほうの足に力がはいらず困ったものの、今ではさすがにそういうことはない。
ただ家の中ではいわゆる「びっこ」で歩いているのだが、レッスンに行けるのはいつの日か?せめて7月には行けるようになりたいものだ。
というわけで、レッスン曲のバッハ フランス組曲5番アルマンドとクーラントは毎日弾いている。
バッハ フランス組曲5番クーラントのテンポ感
アルマンドはまだ問題点は少ないと思っている。
30代からの自習時代にかなり弾いているから、時間が経過してもそれほど違和感はないし、第一テンポが速くない。
ところがクーラントとなると問題山積である。
まずこれはテンポが速い。下に貼った動画の中川京子氏も、♩=120ぐらいで弾かれている。
ところが私はどんなにがんばっても♩=105が限界である。
これ以上スピードアップすると必ず後半でガードレールに激突することになる。
安全運転でいこうとすると、やはり♩=90が妥当か。
しかし♩=90ぐらいの速度でクーラント(流れるような)になるのか、はなはだ疑問である。
子どものときにはこんなことはなかった
思い起こせば、子どものときは指がまわらないと思ったことがなかった。
「トルコ行進曲」の中間部など、今弾こうと思ったら指がよれよれになると思うのだが、これをレッスンで習っていた小学校4年生ぐらいのときには、全然難しさを感じなかった。
自分の指を見ながら「よくくるくる廻るなあ」と思っていたぐらいなのだ。
いったいいつのまに、私の指はこうなってしまったのだろう?
もうトシがいったらダメなのか?
若い時には立て板に水で早口だったひとも、トシがいくと口調はゆっくりになると思う。それといっしょで、指の敏捷性は年齢とともに失われていくのだろうか?
やはり練習曲は必要なのか
困ったことに、私はクラシックではスローな曲よりアップテンポの曲のほうが圧倒的に好きなのだ。
で、しようがない。やはり練習曲をやるとするか!
でもツェルニー30番のメロディーはさすがに聞き飽きた。40番は難しすぎる。
そして以前、はりきっていた「モシュコフスキー20の小練習曲」は、また別の記事で書こうと思うのだが、これ、非常に譜読みがややこしいのだ。かつ技術的にも難しい。
そこで候補にあがったのが、譜読みの難儀さがまったくないハノンである。
しかしあれほど、ハノン反対論者の記事をよんで賛同しておきながら、またハノンに戻るのか?
最近考えたハノンの弾き方
ハノンをやるにしても、もうちょっと効果を考えて、ということで今のところのアイデアは下記のとおり。
- ハノンのなかで、当日の日付と同じ番号を選ぶ。もともと32番以降は私には不要と考えているので、ちょうど一か月で済む。
- きょうは12日だったので、12番を選んで、五度圏の順番で全調で弾く。クラシックだけのひとには不要かもしれないが、ジャズではできるだけ12キーで弾けることが望ましいため。
- レガートだけでなく、スタッカート、ノンレガートでも弾いてみる。
きょうはハノンの12番を全調でひくと16分かかった。
やはり調号が多くなればなるほど、ミスも増え、弾きにくい。速度ものろのろになる。
さて、これでだんだんにミスが減り、弾きにくさも軽減し、ある程度速度もあげられるようになったとして、私の指はクーラントが弾けるぐらい、廻ってくれるのだろうか?
それともアラがでないように、テンポの速い曲は諦めたほうが無難なのだろうか?