NHK「かんさい熱視線」で阪神タイガース岡田監督が主役に
先日、たぶん関西地方だけに放映している番組かと思うのだが、NHK「かんさい熱視線」という番組で、阪神タイガースの岡田監督が主役になっていた。
ところで私は物心ついてからの阪神タイガースファンだが、それについてはこのブログでは1回しか記事にしていない。
というのもピアノブログを読んでくださるかたと阪神ファンがどうにも私のアタマの中で結びつかないからだ。
それでもこの記事をアップする気になったのは、いよいよ阪神タイガースのアレが現実のものになりそうな今、近づく前の心境も自分の記録として残しておいたほうがいいかな、と思ったからである。
昨年のダメ阪神についての記事は以下の通り。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
今季の阪神タイガースのスローガンが「アレ」とは?
今年の阪神は強い。
9月5日現在で72勝44敗、勝率6割2分1厘。
まるで私の子ども時代の、V9時代の読売ジャイアンツみたいだ。
この分だともう間違いなく阪神はアレするだろう。
アレとは何か?
詳細を書くと縁起が悪くなると思うので書かないが、アレすると阪神百貨店が大セールを行い、ふだん百貨店に行かない人も殺到し、道頓堀川に飛び込む人もでて、関西の経済が浮上し、これで万博への勢いもはずみがつくだろうことが予想できる。
しかしアレとはまたよくいったものだ。
私は生まれも育ちも阪神間ながら、首都圏に26年住んだ経験から思うのだが、「アレ」は標準語として確かに存在するが、使用頻度は関西のほうが多い気がする。
「アレがあんなんやからこないなったんや」
「しかし、なんやな、アレやな」
と言えば、関西では何となくわかったような気になるが、関東で言えば「何のことを言っているかさっぱりわからん!」と叱られそうな気がする。
この意味で「アレ」が今季のスローガンとは、きわめて阪神タイガース的だと思う。
岡田監督の歳月の重みを感じさせる風貌
ところで岡田監督は1957年のお生まれで、私より1つ年下ということになる。
現役時代は喜劇役者の藤山寛美にソックリ、とずいぶん言われたものだ。
しかし今ではすでに藤山寛美の享年を超えたせいか、その面影はあまりない。
それよりずいぶんと苦労を重ね、歳月の重みを感じさせる風貌になっていて、こういっちゃなんだが、1歳上のワタシのほうが、ずっと若く見えると思うだけど(これが言いたかったのか!と言われても困るけど)・・・
NHKの番組では、岡田監督を知るかつての選手たち(赤星や岩田)や早大時代の監督からみた彼の人となりが紹介され、阪神タイガースの現在の好成績は、彼の野球理念の成果、また若い選手との接し方をコミュニケーション重視に変えたことなどが紹介されていた。
でもね。
今の好成績は岡田監督のおかげだけではなく、前任の矢野監督の努力の結果でもあると思いたい。
力尽きて阪神タイガースを去った矢野監督が、私はとても好きなのだ。
アレができたら私の身に何が起こるのか心配
ところで阪神タイガースがアレするかもしれない、というのは私にとってあまり居心地がよくない状態である。
なにしろ、私の脳には阪神タイガースといえば「勝つと思えば負ける」「ここぞというところでころっとこける」というイメージがしみついているからである。
あまりにそのスタンスがしみついてしまっていて、阪神が負ける、というかそこそこAクラスにいればいいほう、のほうが私の人生にも特に悪いことが起こらない気がする。
そう言えば、好調の今シーズン、私は左肩を痛めたり、階段ですべって転んで救急車で運ばれたり、あまりツキに恵まれているとは言えなかった。
この上、もし阪神がアレしたら、私の身に何が起こるのだろう?
ピアノの発表会で暗譜がとぶぐらいならまだマシかもしれないが、舞台上で転んだり、椅子を壊したりする事態にならないか、と本気で心配になってくる。
だからね。阪神タイガースよ、岡田監督よ。
どうか無理をしないでほしい。
アレはできたらいいが、別にできなかったらできなかったでかまいません。
もう充分楽しませてもらったからね!と申し上げたい。