コンクールもピティナステップもまだ申し込んでいない
バッハコンクールにエントリーするつもりでいるが、すでに申し込みは開始しているというのに(営業メールがきたから知っている)まだ申し込みをすませていない。
おなじくピティナステップのほうも、某美術館のサロン的な雰囲気で行われるのがあると聞いて、参加する気まんまんなのだが、これもまだ申し込んでいない。
いったいどうしてか?
ヤル気がないのか?
いや、そういうことではないと思う。
現に練習はこの2つをターゲットにしつつ、毎日試行錯誤しているし・・・
実は申し込み=支払いなので、おカネを出し渋っているのだ。
銀行口座におカネはあるはずなのだが、何もかもが値上がりの昨今、こんな単なる趣味に使ってしまってもいいのかなぁという罪悪感に苛まれているのだ。
だからお支払いはできるだけ後回しにしたい(その分預金利息がつくとも思わないが)。
でもそうこうしているうちに、申込者でいっぱいになっても困るしなぁ。
だいたい12月まで実質3か月しかないのに、バッハコンクール・ピティナステップ・ジャズピアノ発表会の行事がこなせるのか?
ちょっと先生に聞いてみようかなーーっと思いながら、きょうはクラシックピアノのレッスンに出かけた。
リニューアルオープンの「神戸朝日ホール」
ところが先生は私の心配事とは別のことで大変喜ばれていた。
なんでも来年3月、発表会の会場として希望していた「神戸朝日ホール」の予約がとれたらしい。
「神戸朝日ホール」とは神戸居留地にある立派な建物だが、ここ6年ほどは映画館として使われたり、まったく使われなかったりといった状態が続いたらしいが、座席や音響機器を一新して、奇しくも9月8日のきょう、リニューアルオープンの日を迎えたらしい。
ところで昔話となるが、このホールの前身は「朝日会館」と呼ばれていた建物で、私の子ども時代には子供向けのディズニー作品がよく上映されていた(でもちょっとトイレが臭って好きではなかった)。
その頃、神戸三宮では一番人気のロードショーは、震災で倒壊した「神戸新聞会館」(現ミント神戸)で上映され、ちょっとマイナーな映画は同じ建物の7階「スカイシネマ」、そして子供向け映画は「朝日会館」と住み分けがなされていたようである。
いまは昔、50-60年前のお話。
来春の発表会は「神戸朝日ホール」で
とにかく先生は、音響が素晴らしくなった「神戸朝日ホール」の来春の予約がとれたということで、本当に喜んでいた。
「大阪のシンフォニーホールの姉妹館ですからね」
「へぇ、そうなんですか!」
「シートはね、神戸港をイメージして全部ブルーなの」
「なるほど。(ちなみにブルーは寒色なので、私にとってはイマイチ)」
こけらおとしには狂言の野村萬斎、続いてピアノ弾き語りの矢野顕子、綾戸智恵、小曽根啓、イッセー緒方と有名人のライブ、コンサートが続くから、そういうところで発表会ができるなんて、ピアノ学習者として大いに喜ぶべきなのだろう。
ところでピアノの機種は何なのだろう?
肝心のことを聞くのを忘れてしまった!
申し込めば必ず間に合うピアノ
この日私が先生に打ち明けたのは、ちょっと無理っぽい私のピアノスケジュールである。
12月初旬にバッハコンクールでパルティータ1番のプレリュードとアルマンド。
年が明けて3月には発表会。あれ、何を弾くんだろう?
だいいちこんなスケジュールでピアノの進捗状況は間に合うのだろうか?
「大丈夫。間に合います!」
と先生は請け合った。
「申し込めば何でも間に合います。
申し込まない限り、ピアノは仕上がりません!」
そうか、お尻に火がつけばアドレナリンが放出され、できるはずがないこともできる、ということか!
観念して申し込みと振込はあす、すませてしまおう。