夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、65歳ゆめこの迷走記録

甘く優しかったポールモーリアさんの音楽

 

涙のシンフォニア? トッカータ

先日のグログで「涙のシンフォニア」というお題でブログを書いた後、なにかひっかかった。

「涙のシンフォニア」という題名を知らず知らずのうちに、どこかからぱくってきたような気がしたからだ。がちゃがちゃグーグルを検索し、ようやくそれは、「涙のトッカータ」というポール・モーリア楽団のヒット曲と勘違いしていることがわかった。

 

「涙」のタイトルはなぜ多い

パクリでないことがわかってホッとしたが、それにしても「涙」がつく流行歌は多いなぁ。

ざっと思い出しただけでもこれだけある。しかし、「涙のトッカータ」は日本の曲でないから、原語タイトルには「涙」はないのかもしれない。

調べてみたら、原語タイトルは「Toccata」のみで、「涙」ははいっていない。してみると、営業のひとが「これは『涙』をいれると、売れまっせーー」と策をめぐらしたのかもしれない。

その努力のかいあってか、『涙』がなくても売れたのかもしれないが、私の記憶では、ポール・モーリア楽団の曲、「恋はみずいろ」「エーゲ海の真珠」「涙のトッカータ」「オリーブの首飾り」は70年代~80年代にかけて、日本で売れに売れたと思う。それこそ、もうイヤになるくらいどこからも聞こえてきたし、シンセサイザーが使われているせいか、電子オルガン、エレクトーンの演奏曲の定番だったようだ。

 

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なぜトッカータなのか

でもどうして、ポール・モーリアさんはこの曲に「トッカータ」という題名をつけたのだろう。Wikiにると、「トッカータ」とは速いパッセージや細やかな音形の変化などを伴った即興的な楽曲で、技巧的な表現が特徴、とある。

「涙のトッカータ」は速い曲ではないが、音形の変化が繰り返し使われる点が、ポール・モーリアさんをして、「これ、トッカータともいえるでしょ」と思わしめたのかもしれない。

でも、この曲、最初が「オリーブの首飾り」と同じコード進行だから、( Am  I     Dm    I  G7      l  C  )私は弾く前に気をつけていないと、「涙のトッカータ」ではじめたものが、「オリーブの首飾り」にいつのまにかなってしまったり、その逆もありえるという事態になってしまう。

 

阪神・淡路大震災の折にはお世話になりました

ポール・モーリアさんが大流行りした時代、私はロックにはまっていた中学生だった。

なので、ポール・モーリアさんのジャンル、すなわちイージー・リスニングとかムード音楽は、いささか甘すぎた。

まぁ、唯一好きだったのは、「エーゲ海の真珠」だったんだけどね。これを聞くたび、「いつかエーゲ海にいってみたい」と思ったものだったが、あれから半世紀たってもその願望は実現していない。

ところで、ポール・モーリアさんはご出身が、神戸と姉妹都市マルセイユのせいもあるかもしれないが、1995年の阪神・淡路大震災の際には、「カルテット・フォー・神戸」を作曲し、フランク・プゥルセル氏(バイオリン)、フランシス・レイ氏(アコーディオン)、レイモンド・ルフェーブル氏(フルート)の4人で、チャリティーアルバムを製作してくれたんですね。

残念ながら、みなさん私より一足先にあの世に行かれてしまったが、神戸生まれのひとりとして、厚く厚くお礼申し上げます。

 

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