懲りない私はまたバッハコンクールを受けるかもしれない
昨年12月、2回目のバッハコンクール地区大会にエントリーし、再び予選落ちを喫した直後は
「二度とバッハコンクールなんか受けるもんか! だいたいそんなレベルやないし。
これからは高望みをせず、身の丈に応じたピアノライフを送ろう!」
という気でいた。
しかし人間というのは、というか私という人間は、喉元過ぎればなんとやら、という典型みたいで、
1週間後:また受けてもいいかも?
2週間後:今度は動画審査にしてみようかなぁ
3週間後:そうだ、TOEICと同じと考えて、予選通過=優秀賞を目標とするより、全体の合計点のアップを目指してみよう!
ぐらいに、見事に回復している。
まったく「懲りない人々」の一員である。
しかしまた今年、2024年受けるとして、何を弾けばいいんだろう?
受けるとしてもほぼあと1年近くはあるから、何も今から考える必要はないんだけどね。
わかっていながら、気になることがあればそれをほじくらずにはいられない性格のため、そもそもバッハコンクールにエントリーする大人=一般A・一般Bはどういう曲を弾いているのか、できる範囲で調べてみた。
というのはバッハコンクールでは、子どもや学生には課題曲なるものがあるが、大人は選択制なのだ。
そして審査結果には氏名が公表されるのに、選んだ曲は公表されないのが、私のようなド素人には不思議でたまらないのである。
氏名なんかどうでもいいわ。だいたい。
ワンちゃんでも、ネコちゃんでも、ハンドルネームでもかまへんわ。
知ってる人なんかいないし。
大人のバッハは平均律とパルティータがほとんど
私が取り組んだ選曲探しは、YouTubeの動画を検索することからはじまった。
すると2022年に地区大会を通過し、2023年に全国大会に進んだ方のうち、動画が確認できるのべ23名のうち、10名が平均律、8名がパルティータを弾いていることがわかった。
ということは、残りの方々は平均律とパルティータ以外ということになるのだが、その内訳は以下のとおり。
- トッカータ ホ短調 BWV914
- 幻想曲 フーガ BWV904
- 組曲 プレリュード アルマンド ジーグ BWV996
- イギリス組曲6番 サラバンド ドゥーブル ガボット ジーグ
- フランス組曲2番 エール アルマンド BWV813
パルティータの人気ランキング
それではバッハコンクールにおけるパルティータ人気ランキングは?
- パルティータ1番 プレリュード アルマンド メヌエット1-2 BWV825
- パルティータ2番 アルマンド シンフォニア サラバンド ロンド カプリッチョ BWV826
- パルティータ3番 ファンタジア アルマンド クーラント ジーグ BWV827
- パルティータ4番 サラバンド BWV828
- パルティータ6番 トッカータ BWV830
パルティータ5番がないのは、たまたまなのだろうか?
平均律でダントツの人気、13番
では平均律の人気曲ランキングにいってみよう!
私が驚いたのは、上記のうち、つまり「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第13番 嬰へ長調 フーガ」を選んだかたが3名もいたことだ!
あとの曲はみなそれぞれ1名ずつなのに。
私なんかは嬰へ長調 と聞いただけで、アタマがくらくらし、アルファベットに直してもF#か~ やっぱりイヤだ!と思うのだが?
ひょっとして意外に弾きやすい、とかあるのだろうか?
私はシンフォニアも全踏破しておらず、平均律に着手できる予定はまったく見通せないので、まだそこまでは考えられない。
今のところ、この曲が何か月もの練習に耐えられるほど好きになれるかどうか、という点をもってだけ、清塚氏の演奏を聴いて見た。
ふとみると、YouTubeの説明欄に「平均律のなかで一番好きな曲」とある。
へぇーそうなんですか?
テンポが速いわけではないので、私にとってはそこだけが好都合なんだけど・・・