夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

【自撮動画】ジャズ風「ちいさい秋みつけた」

NHK「みんなの歌」で知った「ちいさい秋みつけた」

たぶん、初めて「ちいさい秋みつけた」を聞いたのは、NHKの「みんなの歌」が最初だろう(なんでもNHKか、と思ってちょっと自己嫌悪。でも昔はみなそんなものだったのだろう)

Wikiをみると、1962年にNHK「みんなの歌」初登場とある。子どものころ、私にはどうしても「ちいさい秋」という意味がわからなかった。ちいさい秋があるなら、おおきい秋もあるのか?

それから、目隠し鬼さん、くもりのガラス、とかしたミルク、もずの声など、あまり関連がなさそうな言葉が次から次へとでてくる。不思議だなぁ~と思いながらも、大好きな歌だった。特にイントロが悲しげでいい。それから2番のあとで、たった2小節の間奏があるのだが、これを聞くたび、なぜか胸がいっぱいになった。

 

藤城清治さんの影絵

みんなの歌では、たしか影絵の映像があったよなぁ、あれが良かったんだけれどなぁ、と思いYouTubeで探したのだけれど、見つからなかった。そうねぇ。なんでもかんでもYouTubeで見つかると思っていたらがっかりする。

がっかりしながらもさらに調べると、影絵の作者は藤城清治さんという有名な影絵作家で(恥ずかしながら今まで知らなかった)、那須高原に美術館があるとのこと。知らなかったなぁ。関東に住んでいるあいだに行っておけばよかったなぁ。

fujishiro-seiji-museum.jp

しかたがない、といっては失礼だが、秋の日の映像が美しい以下の動画を貼ることにした。

www.youtube.com

 

作曲者、中田喜直氏のこと

「ちいさい秋みつけた」はともすれば、作詞者のサトウハチロー氏にスポットがあてられがちなように思う。サトウハチロー氏はさまざまな美しい詩を書かれたかただが、昭和の文人らしく奇行が多かったようだ。詩人としては尊敬するが、お近づきになりたいとはあまり思わない。

反して、作曲者、中田喜直氏についてはぜひ、お近づきになりたかった。なぜかというと、氏は、

  • 嫌煙運動家だった
  • ピアノを習う子どもたちのために、細幅鍵盤運動を提唱した
  • 君が代」はメロディーと歌詞があっていない、と公言していたからである。

山形の鶴岡市にある「大宝館」には中田氏が考案してつくられた、オクターブ幅が15.1センチのDIAPASON、細幅鍵盤ピアノが展示されているそうだ。弾けるものなら、弾いてみたいな。

 

「ちいさい秋みつけた」をジャズ風で

「ちいさい秋みつけた」をジャズ風に弾いてみることにしたのは、現在練習中の「Golden Earrings」と最初のコード進行がいっしょなのに気がついたからだ。

アドリブを自分でいろいろ試行錯誤しているうちに、自然と「ちいさい秋みつけた」になってしまったので、それなら最初からジャズ風「ちいさい秋みつけた」でいいんじゃないかと思ったのだ。

ちなみに、中田氏は若いころ、ジャズピアニスト志望だったとWikiで知った。だから私のおふざけも、広いお心でお許しくださると思う。

 

youtu.be