クラシックピアノのレッスンに着ていくものがない
ついこのあいだまで「暑い!暑い!」と叫んでいたのに、数日前からめっきり涼しく、というか涼しすぎる気候になった。
こう急に気候が変わるとまず何を着るかでアタマを悩ます。
私はおしゃれでないので、何を着るかは基本的にどうでもいい問題である。
しかしTPOというか(最近は聞かないことばだが、time, place, and occasion でいいんだよね?)その場にあった服装でありたいし、まわりから浮いて見えるのは困る。
というわけで、ジャズピアノのレッスンのときは、家にいるときと大差ない格好をして行く。
ところがクラシックピアノのレッスンにいくときの服装については、いつも大変迷ってしまう。
迷っても、もっているものは変わらないからいっしょなんだけどね。
というのは先生がすごくおしゃれでエレガントな服装をしていらっしゃるからだ。
前の先生もそうだったが、クラシックピアノの先生はみんなああなのか?
- まず、パンツではなく、100%スカートかワンピースをお召しになっている
- 指輪こそされていないが、ネックレスやイヤリングなどのアクセサリーをつけていらっしゃる(家の中なのに!)
それに比べると私はいつも六甲山ハイキングのいでたちで恥ずかしいったらありゃしない。
ちょっと待った!ここで本末転倒。
恥ずかしがるべきなのは、おのれのピアノの出来やないの?
はい、それではレッスン記録にいってみよう!
バッハ パルティータ1番アルマンドのアレグレットとは?
バッハ パルティータ1番アルマンドだが、私が持っている春秋社の楽譜では具体的な速度記号は掲載されておらず、ただアレグレットとなっている。
アレグレットというからには、♩= 96~120ということ?
ところがこのアルマンド、特に右手が16分音符で動くことが多いため、♩= 96でも私にとっては遅くない速度に思われる。
だから最初は♩= 70あたりから始めていたが、どうにも間延びしていまいちノレない。
そこで8分音符を1拍とすることにした。
こういう場合、単純にかける2でよいのかね?
どうにも数字に関することはさらに自信がない。
夫ちゃんに聞くと「あったりまえだ」と言われたので、♪=140 からだんだん速度をあげていくことに。
2か月ほどたってやっと、♪=150~155 が限界というところまできた。
ところで、いろいろなピアニストのを聴いて見たがプロのピアニストの最遅は♪=165。
対して過去のバッハコンクール入賞の高校生は♪=190。
なんだか道が遠そうでくらくらしてきた・・・
音大とコンクールを目指すためのメトロノーム
ところがレッスンにもっていくと案の定、速度の速さは問題ではないと言われた。
いや、そういわれると思っていたんだけどね。
肝心なのはそれぞれの音の長さがばっちり揃っていること。
ということは8分音符を1とすると、16分音符は0.5きっかりでなければならず、0.45や0.55 ではあかんのだ。
「これを矯正するには、必ずこの方法をやってみてください」
と先生。
「音大を受験したり、コンクールを受けたりする人は必ずやらなければならない練習です」
それはメトロノームの設定で、8分音符を1拍とするのではなく、16分音符を1拍とすることらしい。
とするとふだん私がよくあわせている♪=150は、16分音符=300となる!
先生のところにあるスタンダードな振り子式のメトロノームで300というと、もうメトロノームがぶっ飛びそうな勢いなのだ!
メトロノームは手動式英文タイプライターかもしれない
家に帰ってからウチには振り子式のメトロノームがないので、スマホのアプリのメトロノームを300にあわせて練習してみた。
もう、メトロノームがうるさいのなんのって!
しかし自分のピアノの速度がメトロノームにあっているときは、一瞬ピアノが鳴っているのかメトロノームが鳴っているのか?と錯覚におちいるときがある。
これってちょうど、私が大学生の頃はPCはおろか、ワープロも発明されていなかったので、手動式の英文タイプライターを打っているのと同じ感覚だ!
ということはこれ、音楽じゃないよね、ふぅ~
修行だから仕方がないけれどはやくこんなのが不要になるくらい上達したいワ。