夏の弾きあい会には何を着ればよいのか
8月にはクラシックピアノで、いわゆる「弾きあい会」に相当するようなものに参加することになっている。
いちおう、ホールで弾くので、たぶんちゃんとした服装でないといけないと思っているのだが。
まあ、ドレスまでは必要ないかと思っているが、それはその場にいってみないとわからないね。
素人の演奏なので、仰々しい服装は不似合いだとは思うのだが、これまで発表会のたぐいは秋冬が多かったせいもあり、夏のワンピースは1枚しかない。
ふーん、あれを着ていくか?なんか気乗りしないけど・・・
フラダンスのパウスカートでシックな配色はどうか?
そこで、買うつもりはまったくなかったのだが、駅前のファッションビルを歩いていると、フラダンスのパウスカートに似た、フワっとしたスカートが数多く売られているのを見た。
彩り鮮やかなのが夏らしくてよいが、ふとこれがシックなモノトーンの配色のなら、弾きあい会にもいいのではないか、とひらめいた。
ちょうど下のような感じ。
そしてふだんはポニーテールにしている髪も、ハイビスカスのような髪留めをつけたらどうだろう?
「まるで日野てる子やん」
そう思って、私はいまだに子ども時代に一世を風靡したハワイアン歌手の姓名を覚えていることに我ながらいたくビックリした。
最近ではちょっとしたことでも覚えられないのに、どうして60年前にインプットされた情報は、脳のどこかに大事にしまわれているのだろう?
ハワイアン歌手として一世を風靡した日野てる子さん
家に帰ってからさっそく「日野てる子」をWikiで調べてみたが、残念なことに、2008年にすでにお亡くなりになっていた。
それも今の私より若いお年で・・・
また、私はそれまでてっきり、彼女は沖縄かどこか南のほうのご出身かと思い込んでいたのだが、そうでもなかったのだね。
若い時にハワイアンコンテストで優勝してから、本場のハワイアンとはちょっと異なるムード歌謡を歌って、1965年-1969年頃はもう、大ヒットを数多く飛ばしたスターだった。
ストレートの真っ黒なロングヘアーで、耳横にはいつも大きな花(ハイビスカス)。
そのころ子どもだった私は、ハイビスカスという花の名も知らず、
「なんでいつもこの人は花をつけてるんやろ、たまには違う髪型にしたらええのに」
と不思議に思っていたものだ。
往時をしのばせる動画がみつかったので、ご紹介しておこう。
1960-70年代ぐらいのハワイ熱
前にも書いたと思うのだが、私はハワイに行ったことがない。
いや、機会があれば行ってもいいだろうね、ぐらいには思うよ。
これが負け惜しみに聞こえないといいが・・・
ところで、ハワイというところ、今でもサーフィンやらパンケーキやらで、人気のある場所とは思うのだが、それでも1960-70年代ぐらいのハワイ熱には遠く及ばないのではないか、と思う。
当時は新婚旅行の行き先としてナンバー1だったし、芸能人も何かといえばハワイに行っていたような気がする。
どうして日本人はそんなにハワイに憧れたんだろうね?
南の島だから? アメリカの一部だから?
かく言う私も一度行ってみれば、虜になるのかもしれない(イヤ、やっぱりタヒチのほうがいいなぁ)。
ところで、日本人のハワイ熱をよく表しているのが、以下のCMらしい。
「為替自由化実施後」なんていう文言がいかにも時代を感じさせて面白い。