自称ミニマリストだがクローゼットには着ない洋服が!
私は自称ミニマリストだが、本当にそうなのか疑わしいところもある。
これまで家族全員から「なんでもかんでも捨てる」と言われてきたが、愛着のあるもの、やっぱりもったいないかなぁ、と思うものはやはり、そうそう捨てられない。
しかしよくよくクローゼットを見渡してみると、ここ2-3年は絶対着ていないと思う洋服が目白押しだった。
私がすべての仕事を辞めたのは、3年半ぐらい前だったのだが、職場では着用必須だったジャケットについては、夏冬物をあわせると合計6-7着は持っていた。
会社には金輪際行かないのに、どうしてまだ持っていたのか?
それはどこへ出かけるにしても、上にジャケットを着ていれば、何となくちゃんとしては見えるかな、と思っていたからだ。
カーディガンではやはり、室内着の印象が強い。
それでなんとなく今まで処分できずにいたのだが、この度、
「いや、もう絶対着ーひんわ! 会社の思い出なんか何もいらんわ!」
とばかりに、他の着ていないものも一斉に処分することにしたのだった。
「古着 de ワクチン」を選んだわけ
衣類の処分なら、メルカリを利用されるかたも多いと思う。
いらないものは処分できるし、収入にはなるし、一石二鳥だとは思うのだが、私はメルカリでは買うばかりで出品したことがない。
なぜかというと、梱包も面倒臭いし、自分では見た目に落ち度はなくても、他人様からみたらどう思われるかさっぱり自信がないからだ。
そこで、ある程度お金を払ってでもよいので、寄付にまわすことにした。
ここでも私の面倒くさがりな性格が影響し、自前のダンボールで送るシステムのところはパスした。
なぜっていらないダンボールはすぐに処分してしまい、余ったものがないからだ。
となると選択肢はあまりなく、「古着 de ワクチン」に落ち着いた。
不要衣料を送ることで、世界中の子どもたちにワクチンを送ることができる、というシステムである。
どういう団体が運営しているのか、詳しく調べたわけではなかったが、これこそ良心が咎めず、不用品も処理でき、大義名分が果たせるではないか!
「古着 de ワクチン」には通常(¥3,300)とミニ版(¥2,500)の2種類がある。
ミニ版でも20kgまでの衣類が送れるということなので、私はこちらの安いほうを選んだ。
やり方はものすごく簡単!
WEB上でクレジットカードで支払ったあと、専用キットが送られてくるのだが、送り方の手順がかかれた案内書とともに大きなクラフト紙でつくられた入れ物が送られてくる。
それにはご丁寧にも「重くなるので、玄関で詰めることをお勧めします」と書かれてある。
それにがんがん不要衣料を詰め込み、ガムテープで蓋をしたあと、送られてきたメールに返信するかたちで、宅配業者に任意の集荷日を指定するだけである。
こんなに簡単だったら30分もかからない!
もう着ない洋服、さようなら!
一応、「あれ、どうしたんだっけ!捨てたんだっけ?」とあとで自問自答しそうなものは、写真にとっておいた。
以下はその例。
「イブ・サンローラン」のタグがついている、ラメ入りブラウススーツ。
私はいつかピアノの発表会にでも着られるだろう、と思ってとっておいのだ。
ところが改めて着たところを夫に見てもらうと、「ピエロみたい」と酷評された。
「あれーっ ムカシは似合ってたと思うんやけどなあ。でもいつのハナシ?」
次は以前の通勤スタイル。
もうこんな格好では最近は出歩かない。第一、スカートなんか履かないし・・・
そういえば、昔のジャケットの多くは肩パッドがはいっていた。
次は外出着としては顔とあわなくなり、室内着としてはそでぐりがキツくて着なくなってしまったチュニック。
以前はこういう「可愛らしい」ものが好きだったんだけどなぁ。もうええわ。
20kgで詰められるものは?
さて20kgでどれぐらい詰められるかというと、「シャツ類約80枚、セーター類約40枚、ズボン類約40枚、ジャケット類約20枚」と書いてあった。
私に国語力がないのか、これら全部がはいるのだと思ったのだが、そうではないのだね?
だって私の場合、コート2枚、ジャケット5枚、セーター8枚、シャツ類10枚、スカート6枚、マフラー1枚で計32枚しかはいらなかったもの。
でもいいんだ、文句を言っているのではないからね。
全部詰め込むと、こうなって
ガムテープで閉めるとこうなった。
ああこれで、さらば洋服、さらば青春(?)
せめて誰かの役に立ってくれればいいけどなぁ~