駐日ジョージア大使とカティア・ブニアティシヴィリは似ている?
私はツィッターなるものをしたことがないので、駐日ジョージア大使のレジャバ氏のフォロワー数が26万を超すこと、氏の日本語能力がすばらしく、あのデープ・スペクター氏と日本語ダジャレ競争をして互角の戦いであったことなどは、主にネットニュースで知った。
その後、ふとテレビニュースでお顔を拝見する機会があったのだが、パッと見たとき、私の知っているピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリのお兄さんではないかと思ってビックリした。
それほどお二人は「似ているなあ~」と思ったのである。
しかしこれは私があまりにジョージア人を見慣れていないせいであろう。
私が認識できるジョージア人とは、レジャバ氏とピアニストのカティアさん、そして大相撲の栃ノ心関の3人だけだからね。
日本人を見慣れていないフランス人が、「日本人も中国人も韓国人も、みな同じに見える」と言うのと大して変わらないかもしれない。
カティアさん演奏の圧巻シューマンのピアノ協奏曲
一方、ジョージア出身でパリ在住のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリについては日本では一部のクラシックファンにしか知られていないと思う。
知っている人は知っているが、その知名度はあくまで彼女の豊満な肢体、大胆な衣装に限られているように思うのだ。
以下は彼女のオッパイが見事すぎてコメント欄が閉鎖になっているのでは?という憶測を招いている動画であるが、いやぁそれとは別に、実に素晴らしいシューマンのピアノ協奏曲である。
完璧なカティアさんの語学力
一般に語学力とアタマの良さは関係ない、と言われるが、それでも彼女のように世界的なピアニストとしての能力を持ち、なおかつ仏・露・独・英語を完璧に話せる能力には感嘆しかない。
私はロシア語もドイツ語も、まったくわからないので何とも言えないが、彼女のフランス語は完璧だと思う。
そしてドイツ語もドイツ人のインタビュアーと丁々発止のやりとりを繰り広げているのを見たら、相当のレベルだということがわかる。
カティアさんの超多忙生活がわかる動画
フランス在住のせいか、フランス語で報じられた彼女の動画は多い。
その中で面白かった下記の動画のメモをとってみた。
1:32~
リストのピアノ協奏曲第2番。
ナレーターは彼女の演奏を、interprétation volcanique, charnelle, quasi sexuelle(火山のように激しく、肉感的でほとんどセクシュアルな演奏と評している。
3:17~
モンソー公園のショパンの彫像の前を走るカティア。週3回も走っているそうだ。
4:10~
彼女が住むアパルトマンで、スタイリスト兼マネージャーのお母さん、同じくピアニストのお姉さんの紹介。
4:47~
少女時代のカティアの映像。6歳にしてベルコヴィッチの協奏曲を弾いた。
5:30~
お姉さんと連弾する様子。
7:42~
パリのコンセルヴァトワールのマスタークラスで、有望なピアニストたちを相手にエネルギッシュに指導するカティア。
生徒たちに接する態度がとてもサンパ(sympa)である。
11:32~
ウクライナのオデッサで、ジョージアのフェスティバルに無料出演。
ラフマニノフ2番を弾く。
彼女は絶対にプーチンの前では弾かない、という徹底した反ロシア派らしいが、1917年のロシア革命以降、ロシアの地を踏むことのなかったラフマニノフの作品を弾くことには何の異論もなさそうだ。
お母さんが選ぶカティアさんのドレス
彼女のセクシーなドレス姿は、中国人ピアニスト、ユジャワンのそれとよく比較されているようだが、私個人の意見ではカティアさんのファッションのほうが、品も華もあり大好きだ。
だから関西で公演する機会があれば、ぜひ見に行きたいものだと思っている。
でも男性観客のほうが多ければ、彼らの長くなったハナの下に注目してしまいそうだ!