夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

富田勲の名曲「きょうの料理」は子ども時代のレパートリー

NHKきょうの料理」がギネス認定に

きょう、クラシックピアノのレッスンが終わってから家に帰り、ボケーとNHKテレビニュースを見ながらご飯を食べていると、ノーベル平和賞の受賞者(私はこのかたを知らない)の話題から始まって、紅白歌合戦の新しい司会者(きっと驚かれるだろうが、私は全員知らない。知らなくても生きていけるよ!)の紹介があって、つぎに料理番組「きょうの料理」が放送開始から65年たち、長寿の料理番組としてギネスに認定された、という話を聞いた。

うん、最後のものがきょうの私のビッグニュースかもしれない。

なにしろ「きょうの料理」の放送が始まったのは、1957年の11月ということだから、私のほうがこの番組より1歳だけお姉さんなのだ。

そして家のなかには常時「きょうの料理」のテキストが数十冊は置いてあった。

とくに「おせち料理」の号を、母は繰り返し参照していたようだ。

www3.nhk.or.jp

母に大うけした「きょうの料理」のテーマソング

ハナシは飛ぶが、子どもの頃の私の遊びのひとつとして、テレビのCM、アニメなどを手当たりしだいピアノで弾いたり歌ったりするというのがあった(今では耳コピ、でいいのか?)

変わったところでは「ニュースセンター9時のテーマ」というのもあったなぁ。

適当に弾いたり歌っては、姉に「これ、なんかわかる?」と聞くのだが、「そんなん全然わからへん」と言われることもあった。

ところが「きょうの料理」のテーマソングは曲想がハッキリ、和音もかんたんなので私のお得意だった。

これを歌いながら、母に

「ワタシ将来、この曲にのって料理の先生としてテレビにでるかもしれへんよ。

江上トミみたいに」

と言うと、なぜだかわからないが、母には大うけで抱腹絶倒された。

料理をしそうにもない子どもだったので、ありそうもない発想が母には面白かったのかもしれない。

とにかくふだんはなにかと厳しい母を笑わせたことが大得意で、私は何回かこのわが家だけのギャグを繰り返したように思う。

きょうの料理」のテーマソングは冨田勲氏の作品

ところで「きょうの料理」のテーマソングは日本を代表する作曲家、冨田勲氏の作品で、この高名な作曲家にこんな微笑ましい曲がつくれるのか、と思うぐらい親しみやすいメロディーである。

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きょうの料理」のテーマ元ネタは「スウェーデン狂詩曲」?

ところが大人になって、といっても結構最近なのだが、このテーマソングが下記の「スェーデン狂詩曲」の最初のメロディーとまったく同じだ!と言われていることを知った。

スェーデン狂詩曲」とは、スェーデンを代表する音楽家ヒューゴ・アルヴェーン

というかたが1901年に作曲した管弦楽曲ということらしい。

ということはパクリ?

まぁそんなに目くじらたてんでもええんちゃう?

ドミソドミレシドシファ なんて誰でも考えつきそうな音並びでもあるし・・・

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冨田勲氏で一番好きなのは「新日本紀行

ところでこれはおまけなのだが、冨田勲氏の作品で私が一番好きなのは「新日本紀行」のテーマソングである。

新日本紀行」とは、日本各地の風土や人々の日常生活を描き、1963年から1978年にかけて放映されたドキュメンタリータッチのNHK番組。

番組がよかったせいもあるのだろうけれど、これを聴くたび、日本のあちこちで、名もなき市井の人々が懸命に生きているようすがまぶたに浮かんでジワーっとくるのだ。

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